第6回日本最北端わっかない平和マラソン

2023年9月3日(日)

皆様、こんにちは。
先週、私達は稚内へ行ってまいりました。

 

大会終了後、稚内港北防波堤ドームを背に。

2023年9月3日(日)。
第6回日本最北端わっかない平和マラソンが開催されました。

招待選手は、日本を代表するプロランナー川内優輝さん。
SUBARU陸上部の口町亮さん、川田裕也さん。
そして最強市民ランナーの兼重志帆さん。

作.AC北海道は昨年に引き続き、ペースランナーを務めました。
走ることで足を運ばせて頂けるなんて、この上なく幸せです。

 

黙っていても人が集まる都市型マラソン。
そこにはない工夫が、この大会の随所に感じられます。

稚内市の人口約31,000人。
札幌市の人口と比較すると約65分の1。

1,000人規模の大会とは言え、地元でボランティアを集めるのは容易ではなかったでしょう。
聞くと今回は、全国からボランティアを募ったそうです。

この大会は1983年9月1日、269人が犠牲となった大韓航空機撃墜事件を忘れないようにと、
平和を祈願したマラソン大会だとお聞きしました。
北海道マラソン翌週では、参加人数も厳しい。
それでも9月第1週にこだわっているのは、この事件を風化させたくないという地元の皆様の強い想いからだと思います。

それでは、札幌から稚内までの道程も併せてご覧くださいませ。

札幌から高速に乗り約90km。
深川ジャンクションから秩父別、そして留萌でいったん下車します。

 

留萌市にある、黄金岬にて。

毎年、ここで休憩をします。
海を見ながら、稚内まで胸が躍りますよ。

 

渡辺真知子~♪♪

 

楽しいひとときでした。

 

羽幌港フェリーターミナルにて。

午後4時、稚内に到着。
早速、コース下見も兼ねて10km程度走りました。

 

どこを走っても気持ち良い。

午後6時から前日開会式兼交歓会。
この時間がとても楽しいのです。
来年度以降もし、ご出場を検討されている方がいらっしゃれば、交歓会もぜひ。

教育長様のご挨拶がとてもユニークでした。

稚内の強風のことを、

 

天然クーラーや~!!(笑)

終始、真剣な面持ちでしたので余計にその言葉が映えました。
最高です!教育長。

 

続いてはSUBARU陸上部の奥谷亘監督率いる、SUBARU陸上部の口町亮さんと川田裕也さん。
今年のニューイヤー駅伝アンカーで、前評判通り口町ロケットぶりを発揮。
凄まじいスパートでチーム7位入賞に貢献されました。
また、奥谷亘監督は2005年の世界陸上マラソン日本代表です。

昨年春までSUBARU陸上部に在籍していた現・作.AC北海道の滑和也選手の話題にもなり、
北海道マラソンの滑ちゃんの健闘を労ってくださいました。

 

SUBARU陸上部の皆様、ありがとうございます!

ステージ上ではペースランナーの紹介もしてくださいました。

北海道マラソン翌週ということもあり、全員疲れていたと思います。
それでも稚内を走りたいのは、稚内が好きだからでしょう。

 

一輝はクマのぬいぐるみを持参(笑)

そして日本最北端わっかない平和マラソンと言えば、川内優輝選手。
第1回目からずっとです。
おそらく、川内優輝さんも稚内が大好きなのでしょう。
強風に加え、今年は暑さも厳しい。
でも、それが稚内。
それ以上の魅力が稚内にはたくさんあると話されていました。

 

でもまさか、ここで川内優輝さんにリリーズポーズをして頂けるなんて(涙)

なにより素敵なのが、司会進行役の池田さん。
声も通り、表現力がとても豊か。

「本日はありがとうございます」

という言葉一つとっても、心がこもっているというか。
味があるんです。

 

今回は冒頭から、

「レディース&ジェントルマン!!」

と、横文字から入りました。

 

池田さん、今年も最高です!

終了後。

 

稚内観光名物、出汁之介に夢中の作.AC北海道メンバー。

 

とってもかわいいです!!

そして、りんぞうくん。
世界地図に貢献された、間宮林蔵さんがモチーフとなっているようです。

 

ここでもリリーズポーズを教え込むなんて!夕張出身の双子のリリーズも大喜びでしょうね!

そして翌日。

 

宗谷岬を眺める作.AC北海道メンバー。

何時間でも眺めていたくなります。

そうしているうち私達のところへ、北海道を代表するランナー藤澤舞選手がやってきました。
彼女は2015年まで、作.AC北海道に在籍していました。

今や、

「失敗しない藤澤舞」

と言われるくらい、安定感ある走りが魅力です。

 

舞ちゃん、稚内まで来てくれてありがとう!

そして、SUBARU陸上部の口町亮選手。

 

独特の走りと個性的なキャラクターで人気がありますね!

8時45分から開会式。
その前にペースメーカーの紹介をしてくださいました!

 

フルマラソン4時間以内担当の山中一輝、島谷樹。

 

5時間以内担当の菊地真司、瀬能拓真。

総合司会は前日の交歓会に引き続き、池田さんが担当です!

 

招待選手、川内優輝さんのご紹介。

スタート10分前。

 

わくわくしますね!

 

スタート前、藤澤舞さんと作.AC北海道の菊地真司。

 

フルマラソン3時間以内を目指すランナーの皆様と。

 

フルマラソン4時間以内を目指すランナーの皆様。

 

フルマラソン4時間30分以内を目指すランナーの皆様。

 

フルマラソン5時間以内を目指すランナーの皆様。

 

まもなく、スタート。

ここからは3時間30分以内を担当した作.AC北海道の澤井玄選手が撮ったものです。

 

3km地点、南西の向かい風7m。

1km毎キロ表示が付いており、わかりやすいです。

 

7kmあたりでしょうか、景色を楽しむ余裕はありませんが心地よさを感じます。

 

14km手前、右手に利尻富士を眺めることが出来ます。

 

澤井玄選手の後ろの招き猫さん!強い風のなか着ぐるみで走り続け感動しました。

 

15km手前の給水ポイント。わかりやすかったです。

15kmから左に曲がります。

 

この道をまっすぐ行くと猿払村ですね。

15km地点から約2.5km走り、折り返してちょうど20kmになります。
その間、前を行く選手とすれ違うのが楽しみの一つです。

 

藤澤舞選手。

 

3時間以内のペースランナー。

 

稚内ランナーズのTシャツ、漢字だともっと稚内をアピールできそうですね!

 

折り返しに[稚内TRC]の幟がありました。

 

折り返し後は、右に宗谷丘陵を眺めながら。

 

そしてやってきました、4時間以内を目指すランナーの皆様。

 

すれ違うランナーの皆様を激励する、澤井玄さん。

そして、久保田たまもさん。
今年の春、転勤のため東北へ。
その際、

「今年はね、稚内行くから!」

といってくださって。

 

本当に実現して、感極まります。

すれ違うたび、ランナー同士が拍手で声援。
和みますね。

おそらく、そんな気持ちになるのでしょう。

 

稚内の醍醐味ですね。

 

いつも作.ACTシャツでご参加くださり、涙が出そうです(涙)

 

ピカチュー頑張れ!声をかける度に、「ピカ!ピカ!」と(涙)

 

播本先生、名寄からありがとう!

 

そして5時間以内のランナーの皆様。

 

山中一輝も楽しそう、いい笑顔ですね!

 

間もなく20km、ここを過ぎると海沿いに戻ります。

 

再び、海沿いを走ります。

 

左に曲がってすぐに、給水所と救護テント。

 

その後も、黙々と走る澤井玄選手。

この辺りは走りながら私と交互に写真を撮りました。

 

沿道の優しさ溢れる応援。

 

皆さん、穏やかです。

そして地元のコンビニエンスストア、seicomart様。
4箇所で応援されていました。

急かす応援など一つもなく、穏やかに気持ちよく走ることが出来ました。

 

ここでは大福もちが提供されました。

 

33km地点、風が強かったですね!

 

ここのseicomartさんはバニラアイスでした。

 

誰に言われたでもなく、おそらく自らでしょう(涙)

 

36km地点、暑かったでしょうに。

ようやく37km地点、稚内サフィールホテル前です。

 

3時間切りを目指す選手がやってきました!

 

残り5kmです!

 

続いて、3時間30分以内。

 

4時間以内を目指すランナー、第1回大会の参加Tシャツ着ていますね!

正面に見えるのが稚内港北防波堤ドームです。

 

ここからノシャップ岬まで2.5km走って折り返し、ゴールへと向かいます。

 

5時間以内を目指す選手のみなさん、残り5km頑張って。

 

38km手前、4時間30分以内を目指します。

 

40kmの給水所、残り2kmで欲しいものわかってますね。

おそらく、地元のランナーの方のアドバイスでしょう。
エイド対策が見事です。
コカ・コーラエイドは20km以降に多く見られ、明治ピットインゼリーも。
ランナー目線ですね。

 

残り1km切りました!

 

4時間30分以内の牧野祐季さん、木村圭佑さん。

地元で昆布漁を営まれている女性から、昆布を頂きました。

玄君の顔が、孫に似ているからと。

 

高級そうな昆布ですね!

 

たまもちゃん、稚内まできてくれてありがとう!

 

地元、稚内TRC!!今年もお会いできて嬉しかったです!!

 

磨巳子さん、苫前町からありがとうございます!

今年から6時間制限になり、より多くのランナーの皆様が完走出来るようになりました。

ただ、ペースランナーは5時間まで。

 

菊地代表は残り5kmから5時間30分のペースで走りました。

ゴール付近の写真です。

 

優勝は川内優輝選手。

 

3時間以内でゴールを目指します。

 

続いて3時間以内の阿部雅行、37km地点からずっと粘りましたね!

 

3時間30分以内、旭川からありがとうございます!

3時間30分のペースにずっと付いてきてくださった皆様へ、

「ラスト5kmから余裕のある選手は前へ」

とお伝えすると、みなさん一気にペースアップしました。

 

澤井玄選手、最後は一人で。

長谷川選手、年代別優勝おめでとうございます。
確か、昨年も3時間30分に付いてきてくださいましたね。
今年もありがとうございます。

ゴール後に、30km地点で転倒されたとお聞きしました。
それにも負けず、後半ペースアップされましたね!

 

また来年も一緒に走りたいですね。

 

4時間以内の山中一輝さん。

 

最後まで付いてきてくれて、ありがとうございます!

 

3時間58分18秒、お疲れ様でした!

 

4時間30分以内の祐季と圭佑。

 

5時間以内の拓真、4名が最後まで!

 

感動的なゴールですね!

 

また来年もお会いしたいですね!

 

終了後、頭から水をかけてくださり気持ちよかったです!

 

ゴール後、全員に稚内牛乳飲むヨーグルト。

 

感動的な大会でした。

いかがでしたでしょうか。

地元の皆様にとってはきっと、当たり前の事をしているだけなのでしょう。
でも、私達にとってはそれが感動なのです。
堂々とした海、試練の風。
心を鍛えるにはちょうどいいですね。

269人の見えない力が、風となって存在感を示しているようです。
ただの強風ではないのです。
最果ての儚さは微塵も感じません。
強く生きようとする様が浮かびます。

 

終了後、チームメンバーと写真を撮りました。

今年も日本最北端わっかない平和マラソンを走れて良かった。

 

玄ちゃん、暑かったのね。

最後になりましたが、大会開催までご準備くださった実行委員会の皆様、
地元、そして遠方からのボランティアの皆様、昨年に引き続き私達の窓口になってくださった扇谷様。
いつも優しい言葉で接して頂き、ありがとうございました。

奇しくも来年は9月1日(日)の開催ですね。
来年も盛大に開催される事を心から願っています。

>LIFE with RUNNING 「作.AC」

LIFE with RUNNING 「作.AC」

 この先もずっと、「走り」を楽しみ、「競技」に熱くなり、多くの「仲間」と共に走り続けられる。そしてランニングを通してこそ経験できるランニングスタイル"LIFE with RUNNING"を大切にするチームとして作.ACは活動を続けていきます。

CTR IMG