朝練アーカイブ

作.AC北海道ブログをご覧の皆様、ご無沙汰しております。

お元気でしょうか。

私も消毒、手洗い、うがい、マスク、人混みは避けるようにしていますが、日を追うごとに不安が募りますね。

ですが今は日本中が、新型コロナウィルス感染拡大防止に向け、必死に戦っています。

今を信じ、一日も早く落ち着けたら嬉しいですね。

皆様が健康でいられますよう、心より願っております。

それに伴い、作.AC北海道ブログもしばらくお休みしております。

それまでは、過去の写真とともに趣味や近況など、色々とご紹介できればと思っています。

今回は、朝練についてお話ししたいと思います。

 

水穂大橋から眺める豊平川の朝

私もそうですが、皆様もおそらく、走りながらいつも誰かのことを想うでしょう。

時には好敵手で、時には友人で、悔しくなる相手もいるでしょうし、嬉しくなる相手もいるかと思います。

私は決まって朝5時に起床しますが、疲れた日などは動きたくもないし、外にも出たくありません。

走ることが好きだと言っても、結局は一人では走れないのです。

私はいつも、一時的に一途になり、早々に飽きてしまう性格なのですが、朝練に関してはどうしたことか、もう5年近く続いています。

待っていてくれる人がいるだけで頑張れるものですね。

澤井玄君のおかげです。

 

朝練と言えば、澤井玄君

 

出会った頃と変わらない

 

いつも眩しい澤井玄君

玄より遥かに長く生きている私が、いちいち彼の行動に注文を出し、さらに説教をし、挙句に感情的になり、大人げないと思いながら、それでも後悔はありません。

顔も見たくない日も時にはありますが、なんだかんだ言って澤井玄のことが大好きなのでしょう。

まあ、好きでないとここまで長くは続かないでしょうね。

 

怒られた翌日も、笑顔でやってきます

朝練、そして週末の本練習を入れると玄君とはほぼ毎日、会っています。

(現在、本練習は個別に対応しています)

これだけ続くのだから玄君とは、きっとどこか感性が似ていると錯覚したこともありましたが、そもそもそれが大きな間違いでした。

きっとお互い、なにも考えていないから続くのでしょう。

そしてお互い、適当だから居心地が良いのだと思います。

 

2016年3月、朝練を始めて2か月ほどの頃

彼の特筆すべきところは、素直さでしょうか。

しかし、これが彼の長所であり、短所なのです。

出会って間もない頃のことです。

頭の回転も速く、気遣いもでき、それだけに疲れもあるのかなと思い、

「ストレスたまらないのか?」

と聞いたことがありました。

すると彼は、

「ストレスって何ですか?」

とニコニコして言ったのです。

これには私も、相当動揺しました。

 

2016年11月

 

2017年3月

 

2017年5月

 

2017年8月

 

2017年10月、健治コーチ、祐季と

最初の頃は何か話題を探したり、面白いことを考えたりなど、走りながら気を遣っていました。

しばらくはこれで成り立っていたのです。

しかし、こんな気遣いは長く続きません。

週に一度、月に一度程度なら、当たり障りない無難な会話と、心地よい雰囲気で走り終えるでしょう。

しかし週に4回となるとそうは行かないのです。

何せ二人だけですから。

 

2017年12月、JR札幌駅付近で

 

2017年12月、水穂大橋をバックに

玄は無理をしてでも走りたい性格なので、とにかくケガが多いです。

走れなくてウォーキングとなるともう大変です。

明るく振る舞う玄をみるのが辛くなることもありますが、それに対しいちいち情に陥ることはしません。

切りがないからです。

若いから遊びたい盛りなのに、それに対しても注文を付け、彼の青春を走るほうへ引きずりこんでしまいました。

彼はどう思っているのか心配な時もありましたが、嫌なら来ないだろうと、当時から前向きに捉えていました。

 

2018年1月

 

2018年2月、神妙な表情をしますが実は何も考えていません

 

2018年3月、この頃は大通公園を経由し円山公園で折り返しましたね

 

2018年4月、南19条大橋より

 

2018年5月、就職試験のため一日10時間以上は勉強していたようです

 

2018年6月、この頃が一番大変でしたね

 

2018年7月、試験勉強のため、朝練以外ほとんど練習できていなかった頃です

 

2018年8月、どんなときも笑顔でいると、逆に涙が出そうになります

 

2018年9月、ようやく就職活動も落ち着いた頃ですね

 

2018年9月、大人びた表情に、大人になったと勘違いすることもあります

 

2018年10月、道内最後のトラックレースを走った頃です

 

2018年11月、大雨でした

 

2018年12月、猛吹雪でしたね

時には喧嘩もします。

彼は頑固で男気が強く、気に入らないことは全く受け入れません。

なので対立すると大変なことになります。

ある時は朝練後、一時間近く話し合ったこともあります。

まあ、話し合いという優しいものではなかった記憶がありますが。

でも、翌日には何事もなかったかのようになっています。

なぜならお互い、次々に新しいことが舞い込んでくるので、昨日のことは忘れてしまうのです。

ただ、いったんそこに触れてしまうと、再び始まってしまいます。

 

2019年1月、少し気が緩んでいたころでしたね

 

2019年2月、私が口うるさかった頃です(笑)

2019年の3月。

彼が大学を卒業するときです。

このまま走り続けて欲しいと思う一方で、

「もしかしたら、走ることを辞めてしまうのではないか」

「もし、辞めると言ったら」

と、返事が怖くて、玄の本心を聞けずにいました。

ただ、このまま引きずりたくないと思った私は、意を決しました。

先手に回り、

「玄、4月からはトラックで、秋にロードで、そして12月の福岡を走ろう」

と切り出すと、

「そうですね、わかりました」

と淡々と話し終わりました。

私は、冷静さを装っていましたが内心は、

「やった、やった、玄が走ることを続ける!!」

と、嬉しさで溢れかえりました。

 

2019年3月

 

2019年4月、作.AC北海道に加入

 

2019年5月、腸頸靱帯炎であまり走れなかった頃です

 

2019年6月、毎日ウォーキングでした

 

2019年7月

 

2019年8月、走り出したら急に大雨でした

 

2019年9月、足底腱膜炎も完治しないまま練習を再開しました

 

2019年10月、オホーツク網走マラソンの翌週あたりですね

 

2019年11月、福岡国際マラソンに向け気持ちが上がってきていた頃です

 

2019年12月、福岡を走り終え安心した頃ですね

私は彼が成長していく中で、その生活ぶりや練習意欲について説教を始め、それに対し玄も黙ってはいません。

お互い機嫌がよくないときは終始黙りっぱなしで、返事をするのも面倒になります。

しかし、この意地の張り合いが楽しいのです。

おそらく彼は、

「作田は単純だからこう言ったら喜ぶ」

また、

「こう言ったら熱くなり、こう言ったら落ち込む」

というのも知っているのだと思います。

 

2020年1月

 

2020年2月

 

2020年3月

 

2020年4月

 

大切にしないと罰が当たりますね

いかがでしたでしょうか。

懐かしいですね。

朝は一日の始まりですから、玄が笑顔だと嬉しいものです。

さて、本来ですと今週末は伊達ハーフマラソンでしたね。

そして5月は洞爺湖マラソン。

実は今年の洞爺湖マラソンから作.AC北海道が3時間30分、4時間、4時間30分、5時間のペースランナーを務める予定でした。

皆様と一緒に走れることを、とても楽しみにしておりました。

来年はみんなで参加したいですね!

辛い日々が続きますが、私も澤井玄に負けないくらい笑顔でいられるよう頑張ります。

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