2025年5月18日(日)
写真:菊地真司(作.AC北海道)
※代表と呼ばれています。
レース前、洞爺湖畔にて。
皆様、こんにちは。
5月18日(日)洞爺湖畔マラソンコースにおいて、洞爺湖マラソンが開催されました。
日本陸連公認大会ということもあり、北海道の市民ランナーの多くがこの日のために練習を積まれてきたのではないでしょうか。
ご出場された皆様、本当にお疲れ様でした。
男子優勝は北星病院の神直之さんでタイムは2時間20分39秒、女子は帯広厚生病院の嶋田早紀さんでタイムは2時間44分34秒でした。
男女とも、全国の名だたるレースと比較しても素晴らしい優勝タイムだと思います。
男子優勝の神直之選手は1500m、5000mなどトラックレースを中心にご活躍されています。
5000mの自己ベストは13分54秒90、2021年の日体大記録会でマークされましたね。
当時は5000mを13分台で走るなんて、北海道の市民ランナーでは考えられませんでしたから。
それだけの偉業を達成された、北海道陸上界きっての功労者の一人です。
学生時代は滑和也選手(現・作.AC北海道)や木村直也選手(現・滝川市役所)などと競い合ってましたね。
おそらく洞爺湖マラソン参戦は初ではないでしょうか。
スタートから独走、圧倒的な強さをみせました。
女子の優勝は嶋田早紀選手。
信州大学ご出身で、すでに数多くのマラソンレースで実績を残されていらっしゃいます。
今年の4月行われた長野マラソンでは2時間43分04秒で3位、また昨年10月のフードバレー十勝マラソンでは、
ハーフマラソン1時間17分35秒で優勝されています。
北海道マラソン女子の記録向上のためにも1年でも長く、北海道で活躍して欲しいですね。
男子優勝の神直之選手、10km付近。
腰高でストライドが大きく、弾むように走ります。
写真:田中亮太
女子優勝の嶋田早紀選手、5km毎のラップを全て19分台でまとめる安定感。
本州ご出身かと思われますが、少しでも長く北海道女子マラソン界を活気づけて欲しいですね。
写真:菊地真司
作.AC北海道は毎年、大倉山ジャンプ競技場で行われる「REDBULL400」の競技運営を担当しており、
それが洞爺湖マラソンの前日に行われるのです。
もう30年以上、洞爺湖マラソンに親しみを感じているだけに、
そう簡単に洞爺湖マラソンを諦めたくはありません。
ただ、REDBULL400は第1回からずっとチームで取り組んできたイベントです。
思い入れも強く、外すわけにはいきません。
今年の大倉山ジャンプ競技場の様子。
※手前の3人が作.AC北海道メンバーです。
早朝から夕方まで、翌日フルマラソンを走るメンバーには負担をかけてしまいました。
特に一輝、樹は翌日のタイムに大きく影響が出てしまったことを、本当に申し訳なく思っています。
ただ、彼らにも北海学園大学時代からずっとREDBULL400を続けてきたという自負があるのでしょう。
堅物で、融通が利かない男達がよくREDBULL400のような華やかで、ハイテンションなイベントを続けているなと(笑)
代表指揮のもと、今回も競技運営チームは無事終え安心しました。
もともと私は高所恐怖症で、今でも上を見上げると気が遠くなります。
作.AC北海道の磯松紀広、金内健治、公秀キャプテン。
すっかり板に付いて?いますね!!
男子シングル優勝の田中聖土選手、2位の鈴木選手、3位の一橋聖也選手。
一橋さんは8回目の出場で初の3位入賞です。
無事競技終了しました。
ありがとうございます!
そして洞爺湖マラソン当日。
例年ですと私は、前日のREDBULL400での疲労を理由に、走らず応援に回っていました。
しかしながら、最近は少し気持ちも緩みがちです。
考えに鋭さがありません。
マラソンイベントでペースランナーを務めたり、応援したり、とても楽しく、嬉しいのですが、
私自身も苦しみ続けなければ、より的確なアドバイスはできないと感じるようになりました。
ファンランではうまく伝えられないのです。
そんな時、代表から、
指導者として評価していただいているのに、いいの?それで?
どんな状況でもしっかり走り切る道筋を作らないと。
疲れているなら、疲れているなりの。
ランニングの教えだけでなく、あなたの懸命な走りを見たい方が居るはずだよ。
たまには手本となるようなラップを刻んで、真剣に走っておいで。
注意してくれる人が周りにいてくれて、ありがたいです。
正面切っては愛情ですから。
それでは、洞爺湖マラソンの様子を写真にてどうぞ。
最初に10kmから。
10kmに出場した、作.AC北海道の奥名真由。
10kmのタイムは36分59秒、見事優勝しました!
ぎっくり腰で欠場した、作.AC北海道の田中亮太が写真を撮りました!
10kmに出場したTeam Sakuの青木よう子さん、スタート前に応援ありがとう!
Team Sakuの昌子さん、頑張りましたね!
ここからはフルマラソン。
スタート10分前。
川村綾さん、岩山海渡さん、野村茂行さん、藤沢舞さんと。
写真を撮ってくださり、ありがとうございます!
作.AC北海道の阿部雅行、島谷樹。
樹は昨日の今日だから、完走目標でね!
スタートラインに立て、とても嬉しかったです!
スタート1分前、緊張しますね!
スタート直後、山々の緑に清らかさを感じます。
1km付近でしょうか。
滝川市役所の小西耕生選手が2位集団を引っ張っていますね。
武石大地さん(釧路厚生社)は2022年の別海パイロットマラソンで優勝されています。
キレのあるフォームですね。
その後ろ、作.AC北海道の山中一輝がいますね。
1km/4分00秒ペース、世界選手権100km日本代表の藤沢舞さんがいます。
橋本さん、藤村さんも走っていますね!
30年以上前はよく競いましたね。
作.AC旭川の稲垣俊紀さん、最後までしっかりとね。
1km/4分15秒、フルマラソン3時間切りペースです。
【6km付近】
トップの選手がやってきました。
遠くにみえるのが、神直之選手です。
小西耕生選手(滝川市役所)森山将平選手(防府走龍会)が2位集団。
そして作.AC北海道の島谷樹がやってきました。
決してオーバーペースではないのですが、昨日は朝4時から夜遅くまで大倉山だったから。
もっとリラックスして走ればよかったのに。
作.AC北海道の山中一輝、阿部雅行も元気に通過しました!
一輝は昨日の疲れがあるだろうから、ハーフ過ぎまでは余裕を持ってね。
藤沢舞さんは本当にファンが多いですね!
続いてやってきたのは藤沢舞さんと並び、北海道の市民女子トップランナーの高浜香澄さん。
高浜香澄さんは2024年の第10回作.AC真駒内マラソンに出場してくださり、2時間52分35秒で優勝。
大会を盛り上げてくださいました。
今年の洞爺湖マラソンは3位、タイムは2時間50分29秒でした。
真治さんと楽しく走られたようですね。
あづみさん、いってらっしゃい!
あゆみさん、課題は今の自分を知ることですね!
結香さん、いつもサポートしてくれてありがとう!
【10km付近】
滝川市役所の小西耕生選手が単独2位。
続いて3位は森山将平選手(防府走龍会)、ゴールタイムは2時間27分25秒でした。
第3集団に布目航選手、福島奈槻選手がいますね。
美瑛町役場の田野寛之選手。
10km-15kmを抑えるなど、経験を積んだ走りですね。
樹、昨日の疲労があるから前半は相当抑えてね。
滝川市役所の木村直也選手。
人間味あふれる表情ですね。
1km/3分40秒、2時間35分前後の集団ですね。
練習会のような、いい流れを作っていますね。
笹井卓選手。
目標ではなく、現状を追ったラップに感服しました。
いつも集団を引っ張る藤沢舞さん。
男性陣が舞さんを引っ張って欲しいところですが、きっと恐れ多くて前に出られないのかもしれません。
作.AC札幌の山口浩司、2時間50分を切りたいところですね。
作.AC札幌の金子祐介、フルマラソン3時間を切る練習は積んできたはず。
瀧川修さん、70代なんですよ。
尊敬しています。
あづみさん、当日に調子を合わせられないなか立派に走っていますね。
3時間30分切りはいつも賑やか。
保志コーチ、明美が付いています!!
公秀キャプテン、昨日は一日ありがとう!
恭介先生の写真が多くて(笑)人気ありますね!
手前は林礼さん、1km/5分20秒の5km/26分40秒ペースですね。
【35km付近】
写真:田中亮太
2位の小西耕生選手、2時間23分54秒。
4月の伊達ハーフマラソンでも優勝、今年の活躍楽しみにしています。
4位は布目航選手で2時間28分52秒。
なよろ憲法記念ハーフマラソンで優勝、謙虚で素直で爽やかでした。
9位は田野寛之選手で2時間33分33秒。
今年も福岡国際マラソンで最高の走りをしてくださいね!
そして作.AC北海道の島谷樹。
30km以降は吐いたり、立ち止まったりで辛かったでしょう。
レースは(ずる)賢さがなければ勝てません。
もっとうまく生きて欲しいといつも願っていますが、優しすぎるから。
でも、これだから樹を応援したくなるんだと思います。
島谷樹
【5km毎のラップ】
17分09秒-17分40秒-17分52秒-17分19秒-
17分31秒-18分23秒-20分38秒-24分31秒-
ラスト2.195km-11分15秒
前半ハーフ 1時間13分50秒
後半ハーフ 1時間28分28秒
2時間42分18秒 29位
無難に走らず、これで良かったと思います。
木村直也さん、2時間40分25秒で26位。
心で走っていますね、とても素敵です。
猪俣圭介は2時間35分47秒で11位、ベテラン阿部雅行は2時間36分30秒で14位。
近くに仲間がいて、心強かったでしょう。
作.AC札幌の山口浩司さん2時間50分59秒で68位。
眩暈や耳鳴りなど、体調良くない日が続きましたが克服しましたね。
金子祐介、3時間08分59秒で283位。
今後はビルドアップ走を多く取り入れるなど、後半を意識してね!
ロッテンマイヤーさん、執念が実りましたね!
作.AC北海道の山中一輝は2時間36分00秒で13位。
一輝と樹には本当に申し訳ないことをしました。
来年も同じような流れになると思いますが、洞爺湖マラソン走ってくださいね。
長い目で見たら、20代のうちは出し切らない方がよいと思います。
今の走力を維持していてね。
山中一輝
【5km毎のラップ】
18分35秒-18分10秒-18分19秒-18分30秒-
18分20秒-18分37秒-18分41秒-18分48秒-
ラスト2.195km-8分00秒
前半ハーフ 1時間17分36秒
後半ハーフ 1時間18分24秒
2時間36分00秒 13位
品田雅人さんは2時間37分56秒で18位。
次こそ、2時間35分を切って欲しいです。
サウルスJPの山下貴大さん2時間38分05秒で19位。
若いのに、いつも挨拶してくれてありがとう。
小林尚生選手、2時間39分30秒で22位。
実力派ランナーです。
中山秀則さんの活躍、とても嬉しいです。
同年代で、当時は一緒のレースが多かったですね。
30年以上続けてきたうえでの77位、2時間52分26秒は驚異です。
神田慶多さん、3時間02分45秒で203位。
今週末、作.ACランニング講習会で会えることを楽しみにしています。
光岡美貴さん、3時間05分30秒で女子10位。
また北大でお会いした時は、一緒に走りましょう。
今回、一番うれしかったのはロッテンマイヤーさんの快挙でしょうか。
妥協しなければ願いは叶うと思い知らされたからです。
ロッテンマイヤーさんは、
「もう一度、大阪国際女子マラソンに出場したい」
と常に言われてました。
ただ、そんな彼女も60歳。
切って欲しいと思う反面、どこかで厳しいだろうと思っていました。
しかし、そんな彼女を応援しようとTeam Sakuのメンバーが一緒に練習をし始めました。
ロッテンマイヤーさん自らメンバーを指導し、引っ張って。
それがロッテンマイヤーさんの原動力なのだと思います。
加藤かおる
※ロッテンマイヤーはあだ名です。
3時間06分37秒 12位
年代別1位
【5km毎のラップ】
22分19秒-21分55秒-22分15秒-21分54秒-
21分45秒-21分42秒-22分02秒-22分41秒-
ラスト2.195km-10分04秒
前半ハーフ 1時間33分17秒
後半ハーフ 1時間33分20秒
後半、微妙にペースを落しましたが、
これも計算のうちなのでしょう。
ロッテンマイヤーさん、驚きました。
本当に凄いです。
ゴール後、優勝した神直之さんのインタビュー。
神さん、優勝おめでとうございます!
同じ5月18日(日)、カナダで行われたBLUE NOSE MARATHONに、
作.AC北海道の市市町耀大が出場。
2時間37分20秒で2位に入賞しました!
耀大、嬉しそうだね!
今は走りも大切ですが、カナダでは楽しいだけではない苦痛も味わってくださいね。
おめでとう、耀大。
そして、ノーザンホースパークマラソン。
作.AC札幌の菅悠介がハーフマラソンで2位だったそうです。
タイムは1時間13分07秒。
ゲストランナーの福士加代子さんと、嬉しそうですね!!