2022年5月5日(こどもの日・木)
写真:板垣洋平
今季初の5000mでした。
5月5日(木・こどもの日)千歳市青葉公園陸上競技場において、道央陸上記録会第1戦が行われました。
結果は以下の通りです。
【作.AC北海道】
[男子5000m]
1位 澤井玄 15分20秒10
2位 金内健治 15分25秒35
3位 山中一輝 15分35秒25
4位 田中亮太 15分47秒25
5位 島谷樹 15分51秒57
13時30分にスタートしました。
前日、札幌市厚別公園競技場にて北海道学連競技会第2戦が行われ、札幌学院大学などの有力校はそちらに出場したようです。
例年3~4組ある5000mも今回は1組のみでした。
この日は風が強く、好記録を狙うには若干厳しいコンディション。
そのせいか、最初からリラックスした雰囲気が漂っていました。
それでは、5000mの様子を写真にてご覧くださいませ。
最初の1周は72秒、決して入りは悪くありませんでした。
序盤戦、スピード感がありますね!
チームメンバーだけで競うことはまずないので、貴重な経験でした。
きれいな桜ですね。
2000mを過ぎたあたりから徐々に一輝と樹が遅れ始めました。
参加人数が少なかったせいか、チーム練習会のような雰囲気でした。
3000m以降、健治が前に出ます。
澤井玄選手。
昨年12月の防府読売マラソンを皮切りに、別府大分毎日マラソン、大阪・びわ湖毎日マラソン、そして東京マラソンと立て続けに4本のフルマラソンを走った自信が、風格となって現れています。
しかし一方で、右足首のケガが完治しておらず、今でも時折、庇っている様子が見受けられます。
走ることが彼の生きがいですので、動向に注意しながらも暖かく見守りたいと考えております。
玄の走りは、足の外側から内側へ強く蹴るのが特徴です。
途中76秒まで落ちましたが、ラスト1000mは2分58秒と粘りましたね!
金内健治選手。
冬から春にかけて長い距離を意識して走ってきたせいか、速いスピードに対応できず戸惑っている様子でした。
1500mからフルマラソンまでそつなくこなし、一定の成果は出ているので、これから少しずつ得意種目を定めて行ければと期待しています。
健治は左右のバランスが良く、軸も揺るがず安定した走りをします。
ただ、いつもの健治なら、どんなに苦しくてもラスト1周で前出るのですが、今回はそれがありませんでした。
玄も決してラストに強いわけではないので、健治自体がウェイトとともに筋力も落ちてしまったのかもしれません。
健治と言えばラストスパートですが、今回は全く冴えませんでした。
ここ数週間、調子が上がらない一輝。
ペース走後に入れる1000mなど、速い動きに鋭さがありませんでした。
目に力が感じず、集中力に欠けていたのかもしれません。
一輝は調子が良くないと、前ではなく上に跳ねてしまいます。
一輝は4月上旬まで絶好調でしたが、徐々に疲労回復が遅れ、追いつかないまま今日に至ったようです。
昨年秋あたりからようやくコンスタントに月間600kmをこなせるようになってきたので、タイミングさえ合えば記録も狙えるでしょう。
後半フォームが乱れるほど、相当苦しかったのだと思います。
亮太は今の生活環境で、よく頑張っていると思います。
最近の亮太は走りより、「ダイの大冒険」。
週末の午前練習後、夕練まで休息を取るのですが、亮太だけは「ダイの大冒険」に釘付けです。
ずっと「ダイの大冒険」のDVDを観ています。
走り以外で、ここまで夢中になるなんて。
今やみんなが、「ダイの大冒険」が大好きです。
ここぞと言うときは走りに気持ちが向くと思うので、今は「ダイの大冒険」でいいと思います。
先頭集団から早々に遅れを取りましたが、その後もペースは落とさず無難にゴールしました。
樹は、今の自分の走りを知ることが課題です。
チームメンバーの中で最下位争いは熾烈です。
ただ、どんなに樹の調子が良くても、なぜかいつもこの位置になってしまいます。
今回もラスト2周で亮太に逆転され、そのまま4秒差が開いてしまいました。
あぁ、残念です。
なので、樹が最下位でないときは、
「樹君、頑張ったね!」
と皆さん、お菓子の詰め合わせなどを持ってきては、祝福してくださるのです。
嬉しいですね。
樹の人間性が現れるせいか、彼のレースが一番見応えがあります。
この日は私も5000mを走りました。
エントリーしたものの、参加人数が少なく1組のみ。
しかも作.AC北海道の20代メンバー中心のレースに、50代の私が入るなど想像しただけで申し訳ないと思いました。
一旦は欠場を決心しました。
しかし、女子選手の参加が一名しかおらず、時間の都合から男子選手と一緒の組で走ることになったのです。
中学3年生の女子選手でした。
心細そうに、一人で泣きそうな顔で待っていたのです。
聞くと、初めての5000m。
ユニフォームを見ると、TONDEN.RC。
北海道長距離界の伝説的人物、古田仁さんの愛弟子だとすぐにわかりました。
古田さんにゼッケンを付けてもらいました。
3000mの自己ベストが10分20秒台とお聞きし、18分45秒(90秒)で押そうと考えました。
とにかく風が強かったので、気持ちを途絶えさせないよう努めます。
頑張りましょう!
最初の1000mは3分43秒、動きに余裕があるのがわかりました。
2000m通過は7分25秒、バックストレートで気持ちが折れないよう祈るばかりです。
3000m通過は11分10秒でしたので、2000m~3000mは3分45秒。
ラストの直線、ここは気持ちよく追い風に乗りました。
18分31秒台でゴール!吉田彩心選手、素晴らしかったです。
古田さん、とても嬉しかったです。
ゴール後の様子。
清々しい、樹の笑顔。
何より大切です。
明治さん、いつもありがとうございます!
桜の木の下ですが、時期は過ぎてしまったようですね。
板垣さん!素敵な写真を撮ってくださり、ありがとうございます。