2022年9月25日(日)
3年振りに開催された、オホーツク網走マラソン!

皆様、こんにちは。
北海道を代表するマラソン大会の一つでもある、オホーツク網走マラソンが3年ぶりに開催されました。
網走市はもう40年近く、マラソン合宿の地として知られています。
1990年代は有森裕子さん、2000年代は野口みずきさん。
そして本大会のゲストランナーでもあるエリック・ワイナイナさんは10代の頃から何度も網走市を訪れており、
2000年のシドニーオリンピックでは、レース直前まで網走に滞在し走り込んでいたほどです。
また当時は、毎年8月に網走ハーフマラソンが行われていました。
残念ながら2002年で終了してしまいましたが、日本のトップランナーが毎年、網走に集結していたのを憶えています。
網走市は、走りに対してとても情熱的な街なのです。
作.AC北海道は第1回大会よりオホーツク網走マラソンのペースランナーを務めています。
このような、ひとつひとつに拘りを持っている素晴らしい大会に私達を選んで頂き、とても光栄に思っています。
ペースランナーのゼッケンを作成頂き、とても感謝しています。

ゴール地点となる網走湖畔園地には、180万本のひまわりが咲いています。

それでは、楽しかったオホーツク網走マラソンの様子を写真とともに報告致します。
大会前日の様子からどうぞ。
24日(土)午前中、豊平川河川敷で調整練習をしました。
大雨でしたが、慣れると意外と吹っ切れます。
上白石橋から撮った写真です。平行している苗穂鉄橋がなんとも言えず、好きです。

練習後、札幌を出発しました。
札幌から網走までは距離にして約330kmあります。
高速道路が出来る前までは6時間以上かかりましたが、現在は順調にいくと4時間30分程度で網走に到着します。
車での行程ですが、札幌から高速道路を使用し旭川、層雲峡、遠軽とほぼ山の中を移動します。
楽しいドライブなのですが、途中どうしても疲れてしまいます。
そんな時、気持ちをリラックスさせるのが音楽です。
私にとってはかなり重要です。
一人、もしくは同年代でしたら昭和歌謡曲でも口ずさみながら運転をするのですが、今は元気でやんちゃな若者達が常に一緒にいます。
彼らが大学1年の頃からですので早いものでもう7年。
当然、昭和歌謡曲など聴かせてもらえません(笑)
最近の彼らの好きな歌手は、日食なつこさん。
代表曲は「水流のロック」そして、二宮和也さんもカバーした「廊下を走るな」でしょうか。
なので、この貴重な4時間30分は全て日食なつこさんでした。
札幌から網走までの約4時間30分、ずっと日食なつこ。

【日食なつこ】
1.音楽のすゝめ
2.水流のロック
3.なだれ
4.空中裁判
5.真夏のダイナソー
6.ログマロープ
7.ワールドマーチ
8.ヒューマン(FESTOON ver.)
9.あのデパート
10.エピゴウネ
11.廊下を走るな
12.ダンツァーレ
13.大停電
14.跳躍(LAGOON ver.)
作.AC北海道の澤井玄君曰く、
「どこから車に乗っても、日食なつこ最高!と言ってもらえるような選曲」
だそうです。
午後4時、網走到着。
宿泊先の、やすらぎの宿B&Bあばしり。

早速、網走陸上競技場へ。

みんなで食べると美味しい、夕食。

私は網走市長はじめ、ゲストランナーの金哲彦さん、エリック・ワイナイナさんと一緒に食事をしました。
想い出に残る、夢のような時間でした。ありがとうございます。

夕食後、ミーティングを行いました。
修学旅行のようで、とても楽しかったです!!

そして、翌朝。
網走監獄がスタートです!!

3年前と変わらない、スタートゲート。

青と白のテントも変わりません!!

元丸井今井女子陸上部監督の飯田敏勝さんと。

網走市出身の品田雅人さん、佐々木洋美さん。

開会式、金哲彦さんからご挨拶。

スタート地点Aグループの様子。

3時間30分以内を目指す、ご参加の皆様と一緒に走ります!

4時間以内を担当する作.AC北海道の島谷樹、田中亮太。

4時間30分ペースで走るのは作.AC札幌の小高公秀、馬場敦志。

5時間以内は作.AC札幌の柳澤保志、鎌田英人。

5時間30分のペースランナーはナンシーこと中野正章。

6時間以内のペースランナーは作.AC札幌の馬場美帆、柴田直樹。

最終、6時間30分以内は山口浩司、柳澤明美。

Bグループ、スタート前の様子。

Aグループのスタートが8時45分、そこから2分毎にB、C、D、Eと続きます。
私と澤井玄君はBグループ、3時間30分以内のペースランナーを務めました。
それでは、写真とともにレースの様子をご覧くださいませ。
※走りながらの撮影ですので、ご了承ください。
2km付近、住宅街を走ります。

3km付近、「三年越しの開催ありがとう」って(涙)

4kmでは名物、鉄砲汁!!ここは立ち寄りたいですね!

しかし、3時間30分以内を狙うには余裕がないかもしれません。
澤井玄君、取らずに前を行きます。

5km手前、右手にオホーツクの海。

ベオーネAC網走、頑張れー!!

ここから急な上り坂、これはきつそう!!!

ずっと上りですが、意外と緩やか。

とにかく飽きさせない。
森林の中、ちょっとしたスペースにブラスバンドが演奏していたり、私設エイドがあったりと。
涙が出そうなくらい、感動しました。
壺井むつ美さんの「高校野球」という歌を思い出しました(涙)もう40年以上前ですね。

起伏の激しい森林道を過ぎ、ようやく能取岬までやってきました。
13km手前、ちょうど折り返してきた3時間ペースとすれ違いました!

3時間以内で走るには1kmあたり4分15秒ペース。
勢いがありましたね!
一輝と祐季、いいコンビですね!

ペースランナーは大抵は二人一組です。
そして、そのペースに余裕がなければいけません。
余裕のない走りをすると、後続のランナーの動きにも影響するからです。
なので3時間のペースランナーを務めるには2時間30分以内の走力が必要になります。
佐々木洋美さん、余裕がありますね!

13km付近、給水の皆さんも元気いっぱい!!

あばしり牛乳飲みたかった!!活気がありますね!!

ここからは、折り返してきたランナーの皆様の写真です。
走りながらの割に画質がよいのは、澤井玄君が撮った写真です。
まずは、大西木実選手。
名寄憲法記念ハーフマラソンでは澤井玄君がペースランナーで1時間30分切り。
そして作.AC真駒内マラソンでは年代別優勝!!
今回もスタート前に話しかけてくださり、とても嬉しかったです。
3時間14分04秒で年代別6位!!おめでとうございます!!

村山さん、お体大切にしてくださいね!

14km地点から眺めるオホーツクの海が最高です!!

ここがマラソンコースだなんて、まさに走って観光ですね!

細い道も全く苦になりません。

ボランティアの皆さんも、この日のために体調を整えてきたのだと思います。
一人一人の対応が素晴らしい。
その他大勢ではない、一人一人が輝いています。
このパン、香ばしくてとても美味しかったです!

高橋佳子さん、年代別10位!!いつもありがとう!!

16km過ぎた頃、4時間切りのペースランナーが13km地点を通過しました。

北海学園大学陸上部時代から仲がよかった樹と亮太。

今野優子さん、年代別2位おめでとうございます!!

澤井玄君のお友達、これからも走り続けてくださいね!

明代さん、素敵な衣装ですね!

そして、能取岬入り口にエリック・ワイナイナさんが待っていました!
走っている皆様全員に声援を送っていました。
エリック・ワイナイナさん、たくさんの応援をありがとう!!

16km過ぎ、約1.1kmある美岬トンネル。

約20km、しばらくは森林道が続きます。

右手に能取湖、どこを走っても感動的です。

ちらっと後ろを見て写真を撮った澤井玄君。
もちろん私にはそんな高度なことはできません。

そして、やってきましたモノマネエイド!!
なにもないところに突然現れるので、心に残ります。
今年はなかやまきんに君!ランナーの気持ち、わかってますね!

森林道を越えると25km地点。
田園地帯に入ります。
遮るものがないので、日差しが強く暑かったですね。
再び大西木実さん、笑顔で応えてくださりありがとう!!

ノースウインドの森田さん、稚内でも一緒でしたね!!

27kmの給水地点、暑かったと思います。

折り返し後、たくさんのランナーの皆様とすれ違いました!

裕也、3時間39分23秒!!最後まで安定したペースでしたね!

佳子さん、いつもありがとうございます!

太朗さん、北海道マラソン以来ですね!!

29km手前、ここで左折します。

レイクサイドパークのとろ、まもなく29km地点。

「レイクサイドパークのとろ」内には、しじみ汁やコカ・コーラ、ベーグルパンなどが並ぶ、大人気エイドがあります。
ここを楽しみに、ここで休むために、途中辛くても走り続けるというお話しを聞いたことがあります。
ここが人気の大エイド!!賑わっていますね!!

先に見えるのが30km地点、この先は漁港です。

折り返しやカーブを経て、33km付近が一番辛いかもしれません。

天童市のシャインマスカット、素敵なおもてなしですね!!

35kmを越えると、オホーツクサイクリングロード。

サイクリングロードの最初から上りです。

38km手前から、ここが最後の上りです。

右手に網走湖、3時間30分のペースランナー澤井玄君。

そして上りきった39km地点。
衝撃的な光景が!!個人的にはここが一番ユニークでした。
あき竹城さんがいっぱいいる!!「冬はやっぱしサビーナァ」

そしてついにゴールの網走市大曲湖畔園地へやってきました!

ですが、ここでゴールではありません。
なんとここから2km近く、走らなければいけません。
3時間30分以内を目指す皆様と一緒にゴールを目指します!!

そして最後の直線、400m先がゴールです!!

この直線が意外と長い!!(笑)

タフなコースだと思うのですが、皆さん諦めませんでしたね!

3時間30分のペースランナー、澤井玄さん。

ゴールでは、水谷市長が優しい笑顔で待っていました!!

そして3時間30分のペースランナーに35kmまでついてきた山本尚子さん。
本当に強かったですね。
最初の6kmの登りですでに息が上がり、苦しそうでした。
そして、能取岬の15km手前で一旦離されたのです。
ところが、美岬トンネルの手前で追いつき、そこから29kmのレイクサイドパークのとろ過ぎまでは余裕を持って付いてきていました。
辛いところを5回、10回、15回と何度も我慢したのでしょうね。
そして35km地点のオホーツクサイクリングロード手前で、苦しそうな声が聞こえなくなったので、離れたんだなと(涙)
3時間30分のペースランナーを終えたあと、後続の選手の走りをサポートしていたのですが、
そこに山本尚子さんの姿がありました。
3時間30分46秒、素晴らしいタイムで年代別優勝です!

3時間30分を切るのが目標で、
「なんとしても3時間30分のペーサーに付いていく!」
という強い意志で挑んだそうです。
離れたけど後悔はないと、ゴール後話されていました。
ゴール後、山本尚子さんから。

私もペースランナーを続けてきて、よかったと心から思いました。
尚子さん、ありがとうございます。
長くなりましたので、ゴール付近の様子は改めて報告させて頂きます。
ご参加の皆様、お疲れ様でした!