2023年8月11日(金・山の日)
作.AC北海道の金内健治が5000mで15分切りを達成!
応援に駆けつけてくださった皆様、ありがとうございます!
8月11日(金・山の日)円山陸上競技場にて円山ナイターディスタンス記録会が開催されました。
昨年に引き続き2回目。
今年度も実施してくださり、札幌陸上競技協会様はじめ、関係者の皆様には深く感謝しております。
作.AC北海道、作.AC札幌の結果は以下の通りです。
【作.AC北海道】
金内健治 14分57秒76(5組7着)
山中一輝 15分17秒99(4組3着)
澤井玄 15分24秒25(5組14着)
島谷樹 15分31秒79(4組7着)
阿部雅行 16分08秒98(4組16着)
瀬能拓真 17分34秒54(4組20着)
作田徹 18分34秒04(3組21着)
【作.AC札幌】
[男子]
猪俣圭介 15分51秒36(1組3着)
菅悠介 15分57秒62(1組7着)
馬場敦志 16分58秒24(3組12着)
[女子]
小林優紀子 22分13秒93(1組4着)
それでは、8月11日(金・山の日)の一日の様子をご覧くださいませ。
日中は31kmの回復JOG。
円山ナイターが夕方からのため、日中はロング走をしました。
記録を狙うなら、調整して挑んだでしょう。
少し疲労を残した状態で、どこまで追い込めるかを試したかったようです。
なおアキレス腱炎のためスピードを出せない亮太は、今回の5000mは欠場致しました。
真駒内公園1周目、あまりに無邪気すぎて涙が出てきます。
豊平川河川敷を走り真駒内公園を2周、そのまま折り返して31km。
回復JOGの際は、このコースを走ることが多いです。
玄の30km回復JOGは1km/4分30秒、ちょっと付いて行けません。
お気づきかと思いますが、最近はどの写真を見てもこのポーズ。
特に亮太。
北海道夕張市出身の双子のデュオ、ザ・リリーズの1975年のヒット曲「好きよキャプテン」の振り付けですね。
今年の1月、ザ・リリーズの燕真由美さんが亡くなったことがきっかけで、ザ・リリーズに興味を持ったようです。
地味ながら50年近くずっと二人で活動してきたことに感銘を受けたのでしょう。
といいつつ、彼らは全く何も考えていないと思います(笑)
2周目、とにかく暑い!なのにこの元気。
樹はスタート前から相当疲れており、よく走ったなと思います。
真駒内公園の気温は32℃、暑かったですね!
公園に水道があると安心です。
私もこの水道がなければ、走れなかったかもしれません。
暑すぎて、水浴びをしました。
その後、約2時間休憩しました。
そして夕方、円山競技場へ移動。
5000mは17時50分から20分~30分刻みで5組。
そして未登録の部(厚底対応のため記録は非公認)が2組の計7組。
1組目に登場したのは、作.AC札幌の菅悠介と猪俣圭介。
そして女子の部の小林優紀子。
創部11年目の作.AC札幌。
1組目から順に持ちタイムが上がり、最終組は大学生・高校生を中心とした錚々たる選手が登場します。
17時50分、1組目のスタート。
1周/76秒、終始2人のペース走でした。
菅悠介は2020年に作.AC札幌に加入。
早朝から1km/3分40秒~3分45秒のペース走をコンスタントに入れています。
仕事、子育てと、ご家族の協力があってこそですね。
昨年の円山ナイターと同タイムの15分57秒62、菅悠介。
そして猪俣圭介。
今年の4月29日(土)に行なわれた学連競技会にて15分55秒47。
5000mで初の15分台をマークしましたが、今回はさらに上回りましたね!
15分51秒36、自己ベストおめでとう!
圭介との出会いは忘れもしない、昨年のノーザンホースパークマラソンでした。
アシックスの試し履きコーナーにやってきて、厳つい雰囲気だったのを覚えています。
「その気があるなら、レース後もう一度この場所に来てください」
と言った記憶があります。
大抵は自身のレースの興奮等で、忘れてしまいますから。
勢い余って言ったに違いないと。
その後、私も後片付けなどであっという間に時間が過ぎ、とうに帰っただろうと思っていたのです。
しかし、ふと周りを見渡すと、彼が黙って立っていました。
驚きましたね。
話し掛けると、
「連絡先を教えたいと思いまして」
本気なんだと思いました。
その根性に、私の方が惚れ込んでしまったのです。
悠介と圭介、微笑ましい写真ですね。
ゆっこも頑張りました!
続く3組目。
作.AC札幌の馬場敦志が出場。
タイムは16分58秒24。
フルマラソン2時間32分05秒を自己記録を持ってして、物足りなさを感じます。
しかし、彼にとっては大きな進歩です。
何せ、約15年振りの5000mですから。
今まで苦手だったトラックレースをずっと避けてきたのでしょう。
そこを克服しようと果敢に挑んだのは立派。
勇気の要ることだったと思います。
これを機に、どんどん出場して欲しいと願っています。
4組目、5組目は作.AC北海道メンバーが出場しました。
まずは4組目。
山中一輝、島谷樹、阿部雅行、瀬能拓真が出場。
チームとして最大の目標である2023年11月3日(金・文化の日)開催の東日本実業団駅伝。
今年度より参加標準記録が設けられました。
昨年までは実業団登録をし、メンバーが7名以上揃えば出場出来たのですが、
今年から出場者7名+補欠選手全員の5000mの記録証を提出(公式:16分30秒以内)するというものです。
私達も、企業に所属する実業団選手と同じ舞台に立つには、それなりの走力を持ってしてエントリーしなければと心得ております。
それを思うと、今回の東日本実業団連盟様の対応はとても寛容な措置だと感謝しております。
チーム内でも7名に入るべく熾烈な争いがあります。
中でも4組目に出場した山中一輝は不安だったでしょう。
一輝は、今年2月の大阪マラソンで2時間29分15秒。
しかしそれ以降、膝を痛め走れませんでした。
復帰を期した4月29日(土)の10000mでは32分53秒41と精彩を欠き、
続く5月4日(木・祝)5000mでは15分56秒13。
以降、
6月11日(日)5000m 15分37秒25
6月25日(日)函館ハーフマラソン 1時間12分12秒
北海道選手権は出場せず、そのまま仕事の都合で転勤。
このまま諦めてしまったらと、心配でした。
そして迎えた円山ナイター。
会場内の運動会のような開放感がリラックス出来たのかもしれません。
一輝と樹の2000m通過が6分08秒、3000m通過は9分14秒。
そこから一輝が前に出ました。
ラスト1000mは2分57秒で走り、トータル15分17秒99。
続く樹も15分31秒79と日中30km走った割には粘りました。
走り終えた後、一輝に聞いたのですが、
「朝練を始めた」
そうです。
暇さえあれば寝てばかりで、あだ名も、
「ぼけぼけ一輝」
だったのですが。
理由は今更ながら、
「朝練始めたら速くなると思って、玄を見習った」
そうです。
「一輝が朝練(笑)」
しかも夜も走って2部練しているそうです。
競技者にとっては当たり前のことなのですが、一輝にとっては一大事です。
続く阿部雅行は16分08秒98。
今の実力を知った上での安定した走りでした。
15分台を出したかったですね。
拓真は今は辛抱の時。
精神的にも強くなって再び返り咲いて欲しいです。
そして最終5組目。
金内健治が5000mで初の15分切りを達成しました!
健治、おめでとう!裕未ちゃんと。
実はこの日、裕未ちゃんの出産予定日でした。
なので円山ナイターに申し込んだものの、出場しない可能性もあったのです。
しかし兆候もないため、出場を決めました。
健治は昨年の全日本実業団ハーフマラソンで1時間07分52秒。
そして今年の大阪マラソンでは2時間23分33秒の自己ベスト更新。
ただ、5000mに関してはタイミングを逃していました。
これまでの自己ベストは2020年10月のディスタンスタイムトライアル第2戦で記録した15分00秒52。
今回の最終組には札幌学院大学、そして札幌山の手高校の有力選手が数多く出場。
彼らは練習の一環として2000mまで1周/72秒の1000m/3分ペースで走っており、
健治はこのペースにうまく乗りました。
健治の力走!画像あまりよくありませんが、せっかく雅人が撮ったので。
澤井玄選手、スタート4時間前に30km走るから(笑)
健治の3000m通過は9分00秒、4000mが12分05秒。
ラスト1000mを2分55秒以内で走らないと15分切りは難しい。
最後のスパートは見事でしたね。
ラスト1周は64秒でした。
14分57秒76の自己ベスト!
健治おめでとう。
皆様、応援ありがとうございます!
レース後、自転車で帰る澤井玄君。
今週末は、作.ACランニング講習会ですね!
皆様にお会いできることを楽しみにしております。