第63回東日本実業団駅伝

2022年11月3日(木・祝)

 

たくさんの応援、ありがとうございました!

2022年11月3日(木・文化の日)’22彩の国実業団駅伝~第63回東日本実業団対抗駅伝競走大会~が開催されました。
結果は以下の通りです。

【第63回東日本実業団対抗駅伝競走大会】
埼玉県庁~深谷駅前折り返し~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
全7区間(計76.9km)

優勝 富士通 3時間42分01秒
2位 Honda 3時間42分41秒
3位 日立物流 3時間42分57秒
4位 ヤクルト 3時間43分11秒
5位 サンベルクス 3時間43分16秒
6位 GMOインターネットグループ 3時間43分56秒
7位 SUBARU 3時間45分07秒
8位 Kao 3時間45分36秒
9位 JR東日本 3時間46分39秒
10位 コニカミノルタ 3時間47分09秒
11位 コモディイイダ 3時間48分19秒
12位 埼玉医科大学グループ 3時間48分31秒
13位 小森コーポレーション 3時間49分44秒
14位 プレス工業 3時間50分49秒
15位 自衛隊体育学校 3時間52分10秒
16位 NDソフト 3時間53分07秒
17位 警視庁 3時間53分46秒
18位 K-project 3時間55分10秒
19位 絆ランニング倶楽部 3時間56分20秒
20位 新電元工業 3時間56分51秒
21位 TeamM×K 4時間03分20秒
22位 作.AC北海道 4時間09分50秒
23位 TRACK TOKYO 4時間10分55秒
24位 アスリートエージェント 4時間12分26秒
25位 NEA 4時間13分24秒
26位 SHONAN RUNS 4時間15分32秒
27位 東京都庁 4時間17分55秒
28位 JP日本郵政グループ東京 4時間18分24秒
29位 NINE TOCHIGI TC 4時間19分52秒
30位 東京消防庁 4時間23分18秒
31位 多摩川クラブ 4時間37分01秒

 

東日本実業団駅伝に出場した、作.AC北海道メンバー。

【作.AC北海道】
7区間 76.9km 4時間09分50秒 22位

1区 滑和也 11.6km 区間16位 34分56秒(ave.3分01秒)
2区 金内健治 8.0km 区間24位 25分13秒(ave.3分09秒)
3区 澤井玄 16.5km 区間27位 54分33秒(ave.3分18秒)
4区 山中一輝 9.5km 区間26位 31分46秒(ave.3分21秒)
5区 田中亮太 7.8km 区間23位 25分50秒(ave.3分19秒)
6区 高橋孝弘 10.6km 区間23位 33分55秒(ave.3分12秒)
7区 島谷樹 12.9km 区間28位 43分37秒(ave.3分23秒)

まさかこのタイミングで、クラブチームの出場を許可して頂けるなんて。
東日本実業団連盟の関係者の皆様には深く感謝しております。
2019年に北海学園大学を卒業した澤井玄、山中一輝が市民ランナーとして作.AC北海道に加入、
その翌年には島谷樹、牧野祐季、田中亮太、川口大聖、2021年に瀬能拓真が加わりました。
そして今年度、SUBARU陸上部で活躍した滑和也が11年振りに作.AC北海道に復帰。
5年前でも、5年後でもない、今だから良かったのだと思っています。

 

前日の監督会議にて。

 

監督会議後、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にて。

 

最終調整をする作.AC北海道の澤井玄と金内健治。

1区を走った、滑和也選手。
2011年に札幌から旅立ったときは嬉しさ以上に、寂しさの方が大きかったです。
ずっと間近で一緒に走っていましたから。
子離れしたつもりが気付けば、毎年お正月に滑ちゃんのいる群馬まで足を運んでいました。
そして2022年の春、滑和也がSUBARU陸上部コーチを退任する直前だったと思うのですが、

「今後も陸上を愛し、どこから来たのか、どこへ行くのかを自覚し、選手とともに走り続けます。」

という滑和也のコメントを目にした時は、感極まりました。
約11年振りに作.AC北海道に戻ってきてくれて、とても嬉しいです。

 

練習前、厳しい表情の滑和也選手。

入念なアップに200mの流し、そして1000mを1本。
その後も質の高い刺激を入れ、気合いを入れていました。

 

前日から集中力を高めていく、チームメンバーにもその術を知って欲しいです。

 

1000mは2分44秒で、余裕を持っていました。

田中亮太は、大学を卒業して3年目。
社会人1年目で5000mで14分55秒54をマークしたものの、その後は練習不足で記録も伸び悩み、かなり厳しい現状です。
今回は7.8kmの5区。
実業団駅伝に出場するには物足りなさを感じます。

 

しかし彼は諦めていません。

澤井玄はここ1ヶ月、股関節の痛みが再発し、満足な走りが出来ていません。
実際には、とても走れる状態ではなく最短区間へ変更し少しでも負担を軽減しようと思っていました。
しかし、他のメンバーも絶好調とは言えず、予定通りの最長区間としました。
申し訳なかったと思っています。

 

1000mは3分01秒、歩幅を抑えているせいか不自然な動きになってしまっています。

金内健治は、北海道マラソン25kmで途中棄権。
その後も、膝の痛みで1ヶ月ほど練習を休み、10月2日(日)の札幌マラソンも欠場しました。
10月中旬からジョグを始め、痛みも治まり10月29日(土)の5000mにも出場。
なんとか駅伝に間に合わせました。

 

1000mは3分01秒、落ち着いた走りでした。

高橋孝弘は北海道マラソンで2時間29分51秒。
その後も調子を維持しており、前日も余裕を持った走りでした。

 

表情に程よい緊張感があり、明日は大丈夫と思いました。

チームメンバーの誰もが心配する、島谷樹。
そんな彼をアンカーにするなんて。
ただ、どんな結果であれ、ゴールは樹に締めくくって欲しかったのです。
それが意に沿う結果でなくてもいい。
おそらくメンバー全員、同じ気持ちでしょう。

 

人間味だけで残っている樹、すごいなと思います。

 

前日練習後、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場前にて写真を撮りました。

今回出場出来なかった瀬能拓真ですが、自分が走れなくてもチームメンバーのために、飛行機に乗って埼玉まで駆け付けてくれました。
悔しさを微塵もみせず、周りを和ませてくれて、ありがとう。

 

夜は菊地代表と拓真を中心に、翌日のミーティングを行ないました。

そして大会当日。
埼玉県庁に朝6時40分に集合しました。
1区の滑和也選手は2014年、SUBARU陸上部の選手として1区を走っています。
その時のタイムは34分32秒。

 

1区を走る、滑和也選手。

 

テレビ解説の金哲彦さんと。

 

スタート前、緊張しますね!

 

行ってきます!!

スタートは8時00分。

 

颯爽としていて、かっこいいです。

滑和也選手を見送り、その後走ってJR浦和駅へ向かいました。
埼玉県庁からJR浦和駅まで約800mほどあります。
次の目的地へ間に合わせるには、8時16分発の高崎線に乗車しなければなりません。

 

金内健治選手、2区(8.0km)は外国人選手を起用しているチームが多く萎縮したでしょう。

2区の健治には、拓真が付添い。
スタートまで安心だったでしょうね。
1区の滑和也はトップと29秒差の34分56秒で区間16位。
続く、金内健治は25分13秒で区間24位。

 

3区のエース区間(16.5km)は澤井玄選手。

3区の付添いはなんと、玄のお姉さんでした。
選手は走るだけでなく、走るまでがとても重要です。
心を落ち着かせ、リラックス出来る付添いの存在は大きいですね。
4区の付添いは、作.AC北海道の澤井いずみ。
いずみちゃん、ありがとう!
私は3区の給水地点(10.6km)で澤井玄選手に給水を渡すため、JR北鴻巣駅で下車しました。
次々にトップ選手が通過する中、給水はどのチームも必死でした。

 

上位チームの給水の様子。

給水を渡したあと、一旦JR北鴻巣駅に戻り、今度は5区の田中亮太のところへ向かいました。
しかし、5区の最寄りのJR籠原駅から第4中継点までは約2.5kmあり、亮太のスタートには間に合いませんでした。

 

JR籠原駅から逆走し、第4中継点へ向かう途中で。

そして、繰り上げスタートとなった選手の中に田中亮太の姿がありました。
5区の付添いは菊地真司代表です。

 

襷をうまく締められないようです。

 

亮太、頑張れ!!

 

亮太の写真を撮ってくださり、ありがとうございます!

 

そして第4中継点に到着した頃、4区の山中一輝がゴールしました。

3区の澤井玄は54分33秒で区間27位、4区の山中一輝は31分46秒で区間26位。
そして5区の田中亮太は25分50秒で区間23位でした。
4区を走った一輝は仕事のため大会前日、最終便で移動。
現地入りしたのは夜中過ぎでした。
直前に行なわれた5000mの記録会もまったく走れず、一輝自身不安だったと思います。
無事走り終えて、安心したね!

その後、この第4中継点から第6中継点まで移動しました。
距離にして約5km、走って向かえる距離です。

 

JR深谷駅前が第5中継点(6区)のスタートです。

6区の付添いは、再び瀬能拓真。
2区の健治をサポートしたあとJR宮原駅から乗車し、第5中継所のJR深谷駅まで移動したのでしょう。
拓真、ありがとう。
拓真も社会人2年目。
昨年は環境に慣れるまで、思うように練習が出来ず辛かったね。
正直なところ、今年は更に試練を強いられると思っていました。
よくここまで巻き返したと感心しています。
10月30日(日)のフードバレーとかちマラソンでは1時間13分30秒。
まだまだ駅伝に出場するには時間がかかりそうですが、少し兆しが見えてきましたね。

 

6区の高橋孝弘、写真を撮ってくださりありがとうございます!

高橋孝弘は33分55秒で区間23位。
そして第6中継点(7区)へ着きました。

 

7区のアンカーは島谷樹。

気合いの入った顔をしていたので安心しました。
樹のサポートにはチーム代表の菊地真司が付いています。
なので私は早々にゴールの熊谷スポーツ文化公園へと向かいました。
ここからゴール地点までは近道をして約6km。
会場に到着した時には既に、上位チームがゴールに向かっていました。

 

SUBARU陸上部の口町亮選手、7位で通過。

樹の通過を今か今かと待ちわびる、チームメンバー。

 

走り終え、清々しい顔をしていますね!

そして、樹がやってきました。
アンカーは12.9kmと3区に次ぐ長い距離のため、給水が認められます。

 

9.0km付近と指定されています。

樹に気合いを入れるためにも、ここは元気に渡そうと思いました。
僅かな距離でしたが3区では玄と、7区では樹と併走することが出来、とても嬉しかったです。

 

樹の晴れ舞台を間近で見れて、胸が熱くなりました。

この写真を撮ったのは、4区を走った山中一輝。
ほとんど寝ていなかっただろうに、ありがとう。

 

残り4km、樹頑張れ!!

 

ゴールの花道に澤井玄。

 

そして、島谷樹がやってきました。

 

なんとかゴールに戻ってきてくれて、嬉しかったです。

 

無事ゴールしました!!

 

もっと笑顔でゴールすればいいのに、でも樹らしい。

 

小椋さん、遠くから応援に駆け付けてくださり感謝しています。

 

ONE TOKYOの山田さん、これからも宜しくお願い致します!

 

最後の締めの挨拶はやはり菊地真司代表!

 

レース後、熊谷スポーツ文化公園にて。

翌日は仕事のため、レンタカーで茨城空港へ向かいました。

 

夕焼けがとてもきれいでした。

 

飛行機に乗る頃にはもう真っ暗でした。

強い欲もなく、程よい加減が心地よいから続けられるのだと思います。
これでいいのですよね。
最後になりましたが今回、多くの皆様から応援メッセージや、ご支援を賜りました。
ここに深く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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 この先もずっと、「走り」を楽しみ、「競技」に熱くなり、多くの「仲間」と共に走り続けられる。そしてランニングを通してこそ経験できるランニングスタイル"LIFE with RUNNING"を大切にするチームとして作.ACは活動を続けていきます。

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