第49回全日本実業団ハーフマラソン

2021年2月14日(日)
第49回全日本実業団ハーフマラソン
スタート/フィニッシュ:山口市維新みらいふスタジアム

 

レース後、維新みらいふスタジアムにて。

 

菊地総監督を囲んで。

※写真撮影時以外はマスクを着用しております。

 

気温は20℃近くまで上昇し、気持ちの良い一日でした!

2月14日(日)山口市で開催された、第49回全日本実業団ハーフマラソンに出場致しました。
栄えある大会に出場させてもらえたことに深く感謝しております。
本当にありがとうございました。

それでは、それぞれの結果をご覧くださいませ。
前日の様子からどうぞ。

 

前日の朝練、15km走りました。

 

どこへ行くにも、いつも一緒に行動します。

 

新千歳空港にて。

 

福岡空港からレンタカーで山口県へ向かいました。

 

山々がとても美しかったです!

 

前日のミーティング、個別に行いました。

 

大会当日、6時30分に朝食を摂りました。

 

スタート90分前

 

ココバードの写真を撮る、澤井玄

 

あまり緊張しない性分なようです

 

スタート40分前、ウォーミングアップの様子

 

スタート3分前

 

スタートしました

作.AC北海道から7名が出場致しました。
それぞれの記録とともに、この一年を振り返ってみたいと思います。

 

澤井玄 1時間08分43秒(219位)

 

ゴール手前

 

レース後の安心した表情

1時間08分43秒(5km毎)
16分20秒-16分17秒-16分11秒-16分19秒-3分36秒

先日(2月28日)行われた、びわ湖毎日マラソン。
フルマラソン2時間28分21秒の参加資格で彼は出場する予定でした。
ところが、大会1ヶ月前にまさかの出場資格改訂となり、敢えなく不出場となったのです。
この時は私も相当落ち込みました。
玄も悔しかったはずです。
しかし、彼の屈託のない笑顔をみて、「これではいけない!!」と私自身、ぐっと目に力を入れたのを覚えています。
強く生きなければと玄に諭された気がしました。

レース1ヶ月前、彼はウォーキングをしていました。
シンスプリントを痛め、1ヶ月以上走れなかったのです。
しかし彼は気力を失いません。
朝と夜合わせて一日20km、週末は30km以上、とにかく歩きました。

そのせいか、レース3週間前の4000m走(3分15秒)も難なく走れ、続く1月31日(日)の12000mペース走(3分30秒)、
2月6日(土)の12000mペース走(3分20秒)、7日(日)の400m(70秒)×10本(R200m)、仕上げの11日(木)の4000m(3分10秒)
も余裕がありました。

走り込みが不足しているので後半の失速が心配でしたが、最初の入りも落ち着いており、なんとか最後まで持ちました。
今年こそ、継続した練習をしたいね。
これからも見守っていきたいと思います。

 

川口大聖 1時間09分22秒(229位)

 

レース後の大聖

1時間09分22秒(229位)
16分50秒-16分26秒-16分17秒-16分18秒-3分31秒

昨年3月のびわ湖毎日マラソンに出場した大聖。
今年の好条件とは対照的に低温、強風、大雨でした。
さらにスタート時、機材トラブルにより出走が20分遅れるというまさかのアクシデント。
スタート後も多くの選手がリズムに乗れず失速、棄権するという事態に見舞われました。
そんななか大聖は2時間28分39秒でゴールしたのです。
大学1年の秋、5000mで17分も切れなかった大聖が、まさかこんなに強くなるとは誰も想像できなかったでしょう。
執念の走りに感動したものです。
しかし卒業後、彼は仕事に没頭するあまり、走りが疎かになり、あっという間に走れなくなりました。
その後も一向に練習意欲は回復せず、気持ちも不貞腐れ気味で、まさに迷走でした。
しかし、大聖に転機が訪れました。
彼の職場の皆様が立ち上がってくださったのです。
陰ながら、大聖の走りを応援していたのでしょう。
プライベートも充実させるような職場環境だと、のびのびと走れますよね!!
たとえ仕事が夜中までかかろうと、頑張れるものです。
よくここまで持ち直したなと感心するばかりです。
走りだけでない気持ちの貪欲さと、レースに懸ける集中力でしょうね。

 

島谷樹 1時間10分07秒(237位)

 

レース後の樹

1時間10分07秒(237位)
16分51秒-16分29秒-16分37秒-16分38秒-3分32秒

大聖と並んで、大学入学時は全く走れず。
いつも動揺して、緊張して、何かに怯えているのが日常でした。
走力が付いてきているにもかかわらず、自らそれを消しているような状態です。
それは大学3年まで続きました。
しかし、何かが弾けたのでしょう。
追い込まれた彼の目には鋭さがあり、迫力ある走りには覚悟さえ感じました。
まさに、やぶれかぶれです。
今回のタイム、1時間10分07秒はいかにも樹らしい。
ですが今は、タイムより彼の強く逞しくなった姿をみている方が楽しい。
最近は私のことを、
「賄いさん」「お手伝いさん」もしくは「運転手さん」
と呼ぶようになりました。
それがとても嬉しいです。

 

高橋孝弘 1時間10分24秒(241位)

 

レース後、落ち着いた表情の孝弘

1時間10分24秒(241位)
16分45秒-16分35秒-16分40秒-16分52秒-3分32秒

気立てが良く、誰からも愛される孝弘。
「僕、嫌いな人がいないんです」
そう言って、おどけてみせる孝弘に優しさを感じました。
私ときたら喜怒哀楽が激しく、好きか嫌いかで動くせいか、
いつも玄から、
「感情のままに動くな!!」
と怒られ、そのたびに反省しています。
孝弘の走りはスタートから突進するイメージですが、実際には前半はスタミナ温存でピッチ力で走り、
後半に大きなストライドでダイナミックにスパートするという独特なレースをします。
雪の多い旭川で、スピード練習が出来なかった割には素晴らしい!!
自己ベスト更新は達成できませんでしたが、十分力は出し切ったと思います。

 

田中亮太 1時間11分39秒(252位)

1時間11分39秒(252位)
17分24秒-16分55秒-16分45秒-16分45秒-3分50秒

大学を卒業し、市民ランナーとして走る続けることの辛さを実感した一年だったでしょう。
彼の仕事は出張が多く、時間も不規則。
幼さが残るあどけない表情だった彼が、日に日に疲れ果て、曇った顔つきになっているのがわかりました。
彼の楽しみは週末、仲間と一緒に走ること。
実際には走りたいというより、みんなに会うためには走らなければいけないと思っているのかもしれません。
そのために一生懸命、仕事を頑張っているのだと思います。
何かを切らないと、そして何かを諦めないと時間が足りない。
それを知った一年だったのではないでしょうか。
5000mを14分55秒54で走っていた頃に比べると、本当に歯がゆく悔しい思いでしょうが、これが現状なのです。
結果が全てですが、今の環境で本当に良く頑張っていると高く評価しています。

 

山中一輝 1時間12分50秒(261位)

 

一輝のクールダウンの様子

1時間12分50秒(261位)
16分51秒-16分45秒-17分39秒-17分48秒-3分47秒

今や一輝は、チームの主軸となるべく練習は率先して引っ張ります。
玄とのリズムも合い、競い合えるまでに成長しました。
ハーフマラソン3分20秒で余裕を持って押していける力はあったはずです。
気負いがなければ、途中で集中力さえ欠かなければ、1時間10分は切れたでしょう。
途中経過での遅れ、いつも通り走っているつもりが思うようにラップが上がらない。
そのタイミングで強い風が吹いてきて、何人かに抜かれた。
そんな一瞬の隙で、一気に走れなくなり、諦めてしまうのです。
本当にもったいなかった。
ですが、みんなが充実感でいっぱいの時、誰か一人は悲しい気持ちになるものですね。
帰りの車中で、精一杯明るく努めた一輝を、みんなは知っています。

 

レース後、やはり仲間ですね

 

全員揃うまで、待っていました

 

ゴール後、憧れの増田明美さんと

作田徹
1時間15分42秒(273位)
18分04秒-17分59秒-17分47秒-18分02秒-3分50秒

チームメンバーと一緒に走ることが出来て、嬉しかったです。
走り続けてきて良かったと、心から思いました。

 

山口宇部空港にて

 

翌日は福岡市内で朝練10kmのみ

ずっと幸せで、ずっと楽しい日々はそう長くは続かないでしょう。
なのでもし苦難が訪れたなら、それを回避せず勇んで通りたいと思っています。
今週末は作.ACランニング講習会ですね。
2ヶ月ぶりにメルキュールホテル札幌での開催になります。
ご参加予定の皆様、3月14日(日)は宜しくお願い致します!

>LIFE with RUNNING 「作.AC」

LIFE with RUNNING 「作.AC」

 この先もずっと、「走り」を楽しみ、「競技」に熱くなり、多くの「仲間」と共に走り続けられる。そしてランニングを通してこそ経験できるランニングスタイル"LIFE with RUNNING"を大切にするチームとして作.ACは活動を続けていきます。

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