2019年2月17日(日)
第53回青梅マラソン
30km
1時間41分45秒/47位
澤井玄
北海学園大学陸上部の澤井玄選手が、東京都青梅市で開催されました、第53回青梅マラソンに招待選手として出場しました。
30kmのタイムは1時間41分45秒で47位。
1時間42分30秒以内(ave.3分25秒)では走れる練習を積んできたので、今回の結果はほぼ予定通りです。
2月15日(金)の朝練
前日、JR青梅駅前で
澤井玄選手の所属する、北海学園大学陸上部長距離ブロックを指導させてもらうようになって丸3年か経過しました。
この間、ほぼ毎日会っていますので、日々の変化には敏感です。
澤井玄選手は5歳から走り始め、小学校、中学校とジュニア大会で活躍。
そして駅伝の名門、札幌山の手高校に進学しました。
順調に記録を伸ばし、高校1年の秋には5000Mで14分57秒79の成績を残しました。
ところが、期待されていた矢先、脚のケガに見舞われました。
疲労骨折を繰り返し、さらに股関節も痛め、その後の経過も思わしくなく、2013年に手術する事態となりました。
その結果、高校での復帰は絶望的となり、全国高校駅伝出場の夢もなくなりました。
人知れず、悔しかったと思います。
大学は地元、北海学園大学に進学しました。
走る気は全くなかったようです。
その後、陸上部に入ったものの、ケガなく、のんびり走ろうと思ったのでしょう。
同好会的なクラブだったのですが、大学1年の2016年2月から、再び練習に打ち込むようになりました。
しかし、月間700km以上を何か月も繰り返したことが影響し、今度は反対の股関節を痛めてしまいました。
走ることを続けるか、辞めるか。
「手術後のリハビリが本当につらいので、もう手術したくない」
と、本人が葛藤していたのを覚えています。
作田が火をつけなければ、再び手術することはなかったかもしれない。
そう思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
それでも朝練は辞めずに来ていました。
ウォーキングですが。
荒んだ表情が、徐々に笑顔に変わっていったのは、彼の後輩たちの存在です。
「玄さんがここまで引っ張ってくれたのだから、自分たちも頑張らなければ」
後輩たちの頑張りが、玄の支えになったのではないかと思います。
2度目の手術をすると決めたのち、私に、
「もう一度走りたいから手術するんです!!」
と、笑顔で言っていたことを忘れはしません。
2月16日(土)の前日調整JOG
コース巡りをしながら15km走りました
ここがスタート地点
25km地点のJR宮ノ平駅にて
なんだか歴史を感じる神社で
公園がありました
JR青梅駅はスタートから2km付近です
JR東青梅駅
青梅市役所
青梅マラソン受付会場で
大会当日、関係者の皆様と
JR御嶽駅まで行き、応援しました
大会の様子
往きの上りが辛いのですよ
札幌代表のカワムラ選手
途中、縁起の良いJR駅が
沢井駅前郵便局もありました
JR沢井駅からみる景色
トップ集団にSUBARUの口町選手!!
口町さん!!頑張って!!
高速レースではないせいか、高速シューズはあまり目立ちませんでした
22km付近の二俣尾駅
早稲田大学、亜細亜大学の選手も走っています
そして、法政大学の大集団の後方に
北海学園大学の澤井玄選手がいます
練習では20000M(ave.3分25秒)、12000M(ave.3分20秒)、8000M(ave.3分15秒)をこなせているので、
今回は1時間42分~43分では走り切れると想定していました。
ですが、直前の6000M調整走がうまくいかず、不安が残りました。
しかし、金曜、土曜と15km~20kmのJOGで疲労回復し、うまく軌道修正したのが良かったと思います。
女子優勝の吉田香織選手
1時間44分28秒、かっこよかったです!!
25km地点
ゴール付近
レース後、ダウンジョグ7km
前日と同じ、JR青梅駅で
青梅マラソンと言えば、河辺です
天気よかったですね
夜はJR三鷹駅で
普段は飲まないのですが、今日は特別なので
生意気盛りで、粋がりたい年頃です。
そんな時も、いつも笑顔でニコニコしながら朝練にやってくる澤井玄君。
人間らしい、喜怒哀楽さが彼のよいところだと思います。
最後になりましたが、本当に多くの皆様から応援メッセージを頂きました。
心から感謝しております。
ありがとうございました。