第65回東日本実業団駅伝

2024年11月3日(日・文化の日)

 

第65回東日本実業団駅伝
埼玉県庁~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
【7区間 76.9km】
42チーム出場 ※混成2チーム含む

 

 

ゴール後、熊谷スポーツ文化公園にて。
いい笑顔ですね!涙がでます。

2024年11月3日(日・文化の日)第65回東日本実業団駅伝が開催され、作.AC北海道が出場致しました。

 

作.AC北海道の結果は以下の通りです。

【作.AC北海道】

総合29位
※クラブチーム10位
76.9km 4時間13分13秒

 

[区間順位]

1区 11.6km 滑和也 35分24秒 区間27位
2区 9.4km 金内健治 31分07秒 区間35位
3区 15.1km 牧野祐季 51分09秒 区間34位
4区 9.5km 山中一輝 33分37秒 区間36位
5区 7.8km 田中亮太 25分37秒 区間26位
6位 10.6km 磯松紀広 34分22秒 区間35位
7位 12.9km 島谷樹 41分57秒 区間29位

 

全成績は下記をクリックし、ご覧くださいませ。

第65回東日本実業団対抗駅伝競走大会 結果

 

強風のため3区、4区、5区は相当な苦戦を強いられたと思います。
それぞれの区間タイムにも多少なりとも影響があったのではないでしょうか。

 

右から1区滑和也、そして一番左が7区島谷樹です。

 

[メンバー紹介]

それまで企業の実業団チームのみ出場が許されていた東日本実業団駅伝。
それが2022年、クラブチームにも出場権が得られました。
当時を思い返すと、「まさか!!」でした。
7名のうち1区滑和也、3区牧野祐季、4区山中一輝、5区田中亮太、7区島谷樹の5名は地元・北海学園大学出身。
なかでも祐季、亮太、樹は同期、一輝は一つ上、拓真は一つ下。
ほぼ毎日、顔を合わせていました。
あれからもう9年経つんだね。
滑和也は陸上ファンならご存じ、SUBARU陸上部に所属していました。
2011年に作.AC北海道を離れ、2022年までの11年間、SUBARU陸上部の選手・コーチとしてニューイヤー駅伝や日本選手権等で活躍しました。
引退後の2022年4月、作.AC北海道に復帰し今に至っています。
金内健治は大学卒業後、2016年に作.AC北海道に加入。
健治は、私が尊敬する重成敏史監督の愛弟子で、北翔大学で多くのことを学んでいます。
チーム加入後は北海学園大学陸上部のコーチとして、当時はまだ大学生だった一輝、祐季、亮太、樹、拓真のほか、澤井玄や川口大聖らの指導をしました。
鳴かず飛ばずだった彼らを、走る気にさせてくれて。
今も彼らが走り続けているのは、滑ちゃん、健治のおかげと言ってもよいでしょう。
それを裏付けるべく、彼らは社会人になってから自己ベストを更新しています。
磯松は2010年1月の作.ACランニング講習会に参加したのがきっかけで、本人の希望もあって2012年4月に作.AC北海道に加入しました。

また走り続けたいがために、安定した職に就こうと、大学3年、4年次は必死に勉強しましたね。
菊地代表が彼らの勉強、そして面接の受け方まで細かくアドバイスしました。
おそらく走っているだけでは、今はなかったでしょう。
さらに恵まれていたのは、TEAM SAKU HOKKAIDOや作.ACランニング講習会にご参加くださっている「大人」の皆様が身近にいたことです。
学生だった彼らにとっての常識は、大人にとっては非常識と感じることもあったでしょう。
様々な体験談などを提示し、そこから克服する術まで話してくださって。
根気強くご指導くださり、感謝しています。

続けてきた故の、つながりですね。
そんな彼らを熟知しているからこそ、これだけ多くの皆様に応援して頂けているものと自負しております。

 

それでは、第65回東日本実業団駅伝の様子を写真とともに、ご覧くださいませ。

 

前日調整の様子から。
11月2日(土)はあいにくの雨、しかも強い雨でした。

 

熊谷スポーツ文化公園サブトラックにて。
滑和也の最終刺激は1000m2分43秒、清々しい表情でした。

 

熊谷市役所陸上部のサブスリーランナー、茂木さんと一緒にダウンジョグ。
明日は作.AC北海道の応援に来てくださいます。

 

7区の島谷樹は羽田空港近くの多摩川河川敷にて1kmを3分04秒。
雨の中、笑顔がいいですね。

 

磯松は膝の痛みが心配。
流しのみ、無理はしませんでした。

 

5区の亮太、6区の磯松、7区の樹は熊谷市のホテルに宿泊しました。
明日は頑張ろうね!

 

2区の健治、4区の一輝、そしてサポートの雅行、拓真、耀大、奥名真由と大宮にて。
一人で食べるより、みんなで食べる方が美味しいですね!

 

3区の祐季とは前々日の夜、一緒にとんかつを食べました。
生意気で、よく喧嘩もするけど(笑)いい男です。

 

JR大宮駅で、みんなとお別れ。
明日は宜しくお願い致します!!

 

翌、11月3日(日)の駅伝当日。
ゆっこが朝練時に撮った写真です。

 

松田洋さん、尚子さん、圭介の朝練風景。

 

午前7時45分。
5区の亮太、6区の磯松、7区の樹は、熊谷市のホテルを出発。
サポートの菊地真司代表、松田洋さん、猪俣圭介さん、小林優紀子さんと。

 

一方、1区スタートの埼玉県庁。

 

頼もしい、TEAM SAKU HOKKAIDO応援隊の皆様。
遠方から、ありがとうございます。
中央に写っているのが、1区を走る滑和也選手です。

 

花の1区は日本を代表する選手で犇めいています。
とても緊迫した雰囲気で、この場所にいるのが申し訳ないです。

 

滑ちゃん、気合いが入ってましたね。

 

集中している表情です。

 

スタート20分前の最終点呼までずっと、体を動かしています。

 

今回、補欠にまわった瀬能拓真。
代表の補佐として、なんでもやります!

 

スタート15分前に、一足先に5区へ向かう拓真。

 

午前7時50分、スタート10分前です。

 

いよいよですね、滑ちゃん。

 

スタート7分前、私の方が緊張します。

 

午前7時55分、スタート5分前。
JR浦和駅8時02分発に乗らないと、第1中継所に間に合わないため、一足先に移動しました。

 

滑ちゃん、頑張ってね!

 

1区の滑和也、JR大宮駅付近ですね。

写真:け。様

 

JR宮原駅に8時21分着、そこから約1.1km先の第一中継所へ移動しました。

 

2区の金内健治と、サポートの阿部雅行、見守るしかありませんね。

 

1区の滑和也は35分24秒で区間27位、続いて2区は金内健治。

 

1区を走り終えた滑和也と、サポートの阿部雅行。

 

2区の金内健治、あまり集中できていない目線ですね。

 

 

周囲からは、

「作.AC北海道は仲が良くて、楽しそうで羨ましい」

そう思われているかもしれません。
一人の方が、どんなに気が楽になるかと思う時もありますが、
それを優先してしまうと、駅伝など出場する必要はありません。
仲間だからこその「駅伝」ですから。

2区の金内健治は人一倍、仲間意識が強いです。
結束力を維持するには、相手を想う故の「厳しさ」も必要ですしね。
優しいから「いい人」とは限りませんし。
そこは健治に任せています。

 

 

健治、悔しい走りだったと思います。

健治は、2023年12月の福岡国際マラソンで2時間24分49秒。
その後、怪我で約4ヶ月走れませんでした。
ようやく走れるようになってきただけに、今回の結果は悔しかったと思います。
次のレースは12月の福岡国際マラソン、そして来年2月の丸亀ハーフマラソン、大阪マラソンへと続きます。
フルマラソンの自己ベストが2時間23分33秒ですから、久しぶりに記録更新したいですね。

 

気持ち切り替えて、次また頑張ろう!
3年連続の2区、お疲れ様でした。

 

続いて3区は、牧野祐季。
ほんと生意気でね、祐季は(笑)
大学で指導していた4年間、腹が立つことばかりでした。
でも、祐季の本質を見抜けるようになったら、こんなにいい男はいない。
祐季は相手をよく見ています。
そして、これでもかというくらい相手を試します。
それでも付いてきてくれる相手が本物だと思っているのでしょう。

過去2年は仕事の都合上、11月3日(文化の日)は休みが取れませんでした。
今年は休みが取れて、念願の駅伝初出場!!
嬉しかったと思うよ、たぶん。

 

祐季、11月10日(日)の作.AC真駒内マラソンも宜しくね。

 

4区は、山中一輝。

 

ご覧ください、スタート前でも寝ています。

 

山中一輝とは、大学1年から数えて9年目になります。
つい2年くらい前まで、私に練習日誌を提出するのが日課でした。
そこには、走っている途中でスーパーアークスに立ち寄り、
お腹が空いて、お菓子を食べ、そのままトイレ脇の椅子にもたれて寝てしまったことや、
練習中に、はま寿司に入って500円分食べてきたとか、とにかく面白かった(笑)

おそらく仕事を終え、20時、21時で晩ご飯も食べず、そのまま走りに行っているのでしょう。
そんな一輝が、とても愛おしいです。

 

ウォーミングアップの様子、幸せそうな顔してるね。

 

7月に職場の人事異動があったそうで、かなり忙しくなったようです。
そのせいか、なかなか今までのような結果を出すことができません。
直前の5000mは15分39秒07でしたから(笑)
でも、それでよいと思います。
長いランニング人生、ずっと絶好調だったら、心が前に進みませんし。
5年後には、走りに全力で取り組める生活環境になっているかもしれませんしね。

それ以上に、一輝の走りを応援しているファンがたくさんいます。

 

百合子、加代子、瑞生は、今年も一輝の応援したいと遠路遙々やってきました。

 

スタート前、緊張どころか気が緩みすぎ(笑)
でも、これが一輝のいいところなんだよね。

 

最後まで頑張って走るんだよ。

 

一輝の写真を撮ってくださり、ありがとうございます。

 

来年もぜひ、一輝を撮ってくださいね。

 

宜しくお願い致します!

 

ただ4区は、相当な向かい風に強いられ、一輝に限らず全体的にタイムは上がりませんでした。

 

続いて5区は田中亮太。

 

ウォーミングアップの様子。

 

4区の山中一輝、5区の田中亮太とも3年連続で同じ区間です。

亮太は、普段は道東で仕事をしています。
札幌まで約5時間、それでも毎週末やってくるのは、大学時代からの仲間に会いたいからでしょう。

 

無事、スタートラインに立つことができ安心しました。

今年は春からアキレス腱炎のため、厳しいスタートでした。
そんな中、5月の洞爺湖マラソンで2時間35分を切らないと、福岡国際マラソンの出場資格が得られないため、
痛みを堪えて走ったのが、かわいそうで。

直前の、しまだ大井川マラソンinリバティ10kmは32分14秒で3位。
実は、その前の週。
急性胃腸炎で4日間、走れなかったのです。
その時点で東日本実業団駅伝は厳しいと思いましたし、
当然ながら、しまだ大井川マラソンinリバティも走れないものとばかり思っていました。

ところが諦めたくなかったのでしょうね。
駅伝に対する執念だと思います。

 

5区も強風に見舞われました。

 

7.8kmのタイムは25分37秒。
結果だけ見ると良くないのですが、相当な強風でしたから。
全体的にタイムが低調でした。
そのせいか、区間26位と健闘!!
3区、4区、5区は結果だけ見られると、ちょっと悲しくなりますね。
なので特に3区、4区はタイムを2分引いても良いかもしれません(笑)

 

最後も力強かったですね!

 

このゴールを撮った動画があるのですが、かっこいいですよ。
ぜひ、11月17日(日)の作.ACランニング講習会で流したいと思います。

 

精一杯の走り、感動しました。

 

雅行のサポートが男気あっていいですね。

 

続いて6区、JR深谷駅前にて。

 

菊地真司代表は5区、6区、7区の選手の送迎を担当しました!

 

6区は磯松紀広。
年齢的に今年が最後かもしれないと思っているかもしれません。
膝にサポーター巻いていますね。
実は駅伝4日前、膝に違和感があるので、駅伝出場が難しいと連絡がありました。
11月1日(金)の正午まで痛みが緩和しなかったら、選手変更する予定でした。

ただ、1年、1年大切な磯松のこと。
来年はどうなっているかわからないという気持ちが強かったと思います。

 

痛みを感じさせない、真剣な表情ですね。
これからも、応援しています。

 

そして7区は島谷樹。

 

チームで一番、味のある男です。

 

樹も3年連続、7区です。

毎週末の練習会に欠かさず参加するのが、樹です。
年齢を重ね、好きな時間に好きな練習というスタイルが確立されていくのですが、
樹の場合は、自分より仲間なんですね。
何も自分のことを一番に考えればいいのに。

そんな仲間も一人いなくなり、二人いなくなりと寂しくなりましたが、
調子の良いうちは、一人が良いと思います。
自由っていいですしね。

ただ、チームで駅伝を目指すとなる協調性が加味されますから。
時には相手を鬱陶しく思っても、それを許すことで、より深い絆が生まれますしね。

 

走り終えた健治、祐季、そして代表補佐の拓真。
7区の9km付近で、樹を待っています。

 

そして、島谷樹がやってきました。
毎年ここで樹に給水渡すのが、私の楽しみでもあります。

 

ラスト1km付近の島谷樹の表情が、燃えてパッションですね。

 

残り1周のところ。
ここで一気にスパートしました。

 

ここの動画、耀大が撮りました。
見応えありますよ(笑)

 

まさかゴールで、リリーズポーズするなんて(笑)
さすが樹、最後まで面白さを忘れない。

 

最後の1周67秒だったから(笑)

 

来年の年賀状はこの写真で決まりだね!

 

 

樹と拓真の後ろ姿、爽やかですね!

 

7区アンカーで区間29位と健闘。
1区の滑ちゃんも喜んでいました!

 

樹!!よくやった!!
どういたしまして。

 

 

そこへ、一輝がやってきました。
幸せそうな一輝の顔(笑)

 

ゴール後、集まりました。

 

1区、滑和也から順に一言ずつ。
どんな結果であれ、出場し続けることが大切と。

 

5区の田中亮太。
今年も、みんなと一緒に走れて幸せです。
皆様、応援ありがとうございました。

 

今年の駅伝メンバーは11名。
9名までだと登録料がお得なのですが、もういい(笑)
今回、サポートに回った菊地代表はじめ、雅行、拓真、圭介ありがとう!

 

ずっと「紺」が作.AC北海道のカラーでしたが、代表の一言で「白」になりました。
新鮮ですね!!

今回のチームウェアは代表が、お得なタイミングで、まとめて購入。
飛行機も宿泊先も、数か月前から代表が押さえてくれて。
格安チケット合戦はたいてい、夜中から始まることが多く、おそらく寝る間を惜しんでのことだったと察します。
一人分ならまだしも。
チームメンバーへの経済的負担を軽減しようと、いつも全力な代表です。

代表、ありがとう。

 

Team Saku Hokkaidoの理子、敬太郎、啓司さん。
そして兄貴、めぐみちゃん。
お忙しいなか、応援ありがとうございました!

 

ユリコ、カヨコ、ミズキ、チョットマッテクダサイ。
オウエンアリガトゴザイマス。

 

解散後、健治、一輝、亮太、拓真は、

「JR熊谷駅まで走りたい」

というので、私も付き合いました。

 

ちょっと遠回りしたので、約6kmでした。

 

JR熊谷駅、賑わいのある駅でしたよ!

 

樹と一緒に、滑ちゃんを見送りました。
お正月、札幌で40km走ろうね!

 

羽田空港にて。
わずかな時間でしたが、楽しかったです。

 

無事、新千歳空港に到着しました。

今回の東日本実業団駅伝出場に際し、
本当に多くの皆様から、お菓子や、お餞別などを頂きました。
この場をお借りし、深く感謝申し上げます。
次回、11月17日(日)の作.ACランニング講習会において改めて、ご報告させて頂きます。

また現地にて選手の送迎等、快く引き受けてくださった、
ラック治療院の坂本様、そして熊谷市役所陸上部の茂木様。
ありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。
そして群馬の父、いつも陰ながら支えてくださりありがとうございます。
来年も、お会いできることを楽しみにしております。

今週末は作.AC真駒内マラソン。
全力で取り組みます。
ご出場予定の皆様、当日は宜しくお願い致します。