洞爺湖マラソン2023

2023年5月21日(日)

 

ご出場された皆様、お疲れ様でした!

5月21日(日)洞爺湖マラソンが開催されました。
フルマラソンとしては4年振りですね!

[作.AC北海道]
澤井玄 7位 2時間29分01秒

[作.AC札幌/作.AC旭川]
猪俣圭介 13位 2時間33分38秒
稲垣俊紀 55位 2時間48分10秒
山口浩司 59位 2時間48分35秒

 

洞爺湖マラソンに出場した作.AC北海道の澤井玄選手。

 

作.AC札幌の猪俣圭介選手。

前日は大倉山ジャンプ競技場でした。

 

今年で6回目となるREDBULL400

第1回から作.AC北海道が、REDBULL400の競技運営を任されています。
例年、洞爺湖マラソンの前日に開催されるため、翌日はどうしても回避せざるを得ません。
北海道を代表する大会の一つですので、洞爺湖マラソンには何としても出場したいのですが。
朝早くから競技終了まで会場内で動き回るため、体力を使い果たしてしまい、走りたい意欲が薄れてしまうのです。
何よりベストコンディションで挑む自信が持てません。

 

REDBULL400、第9ヒートのスタート前。

ところが今年は澤井玄君がどうしても洞爺湖マラソンに出場したいと。
彼はREDBULL400の競技運営主要メンバーですので、相当疲れていたと思います。

「ベストコンディションじゃなくてもいい」

澤井玄君の最近の記録は今年2月の大阪マラソンで2時間22分53秒。
ということはave.は3分22秒。
自己ベストの平均ラップから10秒落としで走れば、疲れていても何とかなる。
であれば、スタートから1km/3分30秒~35秒のペースで余裕を持って走れば、35km以降もペースを維持できると。
彼はそう考えたのでしょう。
そこは意識してスタートしたようです。

 

フルマラソン3分前の様子。

午前9時にフルマラソンがスタートしました!

 

道内外の有力選手が犇めいていますね!

 

澤井玄君は最前列には並ばず、現状を踏まえ、後ろに並びました。

洞爺湖1周36km。
そのため洞爺湖コースの逆回りで約3km走り、折り返し。
そして元のスタートラインに戻ればちょうど約6km。
そのまま洞爺湖1周(36km)するコースになります。

 

2019年以来ですからフルマラソンは4年振りですね。

今回の優勝候補は、滝川市役所の小西耕生選手。
昨年は8月の北海道マラソン、9月のオホーツク網走マラソンに挑戦しましたがいづれも、思うような結果を残せなかったそうです。
5000m、10000mのタイムは道内トップクラスなだけに、マラソンでの実績が欲しいところですね。

 

7km付近の小西さん、余裕がありますね!

 

作.AC札幌の猪俣圭介選手、洞爺湖マラソンは初出場です。

 

大好きな三津家さんのTシャツを着て挑む、雅人君。

そしてやってきたのが、道南RCの宇佐美弘晃選手。
60代にしてこの走力、いつも尊敬しています。

 

スタート前のせわしい最中、話しかけてくださり嬉しかったです。

 

作.AC旭川の稲垣俊紀選手、長身でスタイルいいですね!

 

ちばりよ~RCの後藤則史さん率いる、3時間切りのペースで走る選手の皆さん。

 

その後ろ、こちらも3時間切りペースですね!

 

作.AC札幌の中野正章さん、金子祐介さん。

 

作.RUNの瀧川修さん、来月はサロマ湖100kmを控えています。

 

Team Saku のロッテンマイヤーさん、調子よさそうですね!

 

3時間30分を切るペースで走る、作.AC札幌の保志コーチ率いるTeam Sakuメンバー。

 

裕也、余裕ありそうな表情ですね!

 

仁さん、今回は良い走りが出来そうですね!

 

直輝、楽しんで走ってね!

 

恭介先生!今回も作マラTシャツで走ってくださり、ありがとうございます。

 

リンダ、どうにもとまらないのね。

 

よう子、今回も4時間切りたいですね!

そして2ヶ月前まで、けがで走れなかった里美さん。

 

走れるようになって、とても嬉しそうですね!

 

幸香さん、たくさん詰め込んで楽しそう!

 

吉川さん、いつもジャガイモありがとう!

 

徹さん、立ち止まって挨拶してくださり感激です!

 

加代子、青のビニールがとても映えますね。

 

雨のため多くの選手は、レインコートを着用していました。

 

浄司は雨に打たれたままで、寒そうでした。

その後、10時00分から10km。

 

作.AC北海道の太田尚子さん、作.AC札幌の馬場敦志さん。

10kmスタート、ちょうど雨が降ってきたところでした。

 

馬場敦志は5位で34分24秒、安定した走りでしたね!

 

太田尚子さん、10km年代別優勝おめでとう!

太田尚子さんは2001年~2008年までと2010年の計9回、洞爺湖マラソンで優勝。
フルマラソンの自己ベストは2時間48分52秒。
その後はケガに悩まされ、思うような走りが出来ず辛かったと思います。
意を決して昨年、膝の手術をし、ようやく走れるようになりました。

年代別の優勝ですが、本人は相当嬉しかったと思います。

 

ここからは各ポイントで撮った写真です。
亮太は走って現地へ向かいました。

 

板垣洋平さんと作.AC北海道の田中亮太。

 

男子のトップ集団、洞爺湖が美しいですね。

 

第3集団、澤井玄がいますね!

 

山口浩司さん、2時間50分を切ってゴールしたいですね。

 

島崎昌敏、現在は島.RC千歳を率いて頑張っています。

 

スタート前は3時間05分を切りたいと話していたナンシーと祐介。

 

3時間30分ペース、途中雨や風で苦しい箇所もあったでしょうね。

 

一則さん!なんとか4時間切って欲しいです。

その後、29km地点。

 

トップを走る選手が見えてきました。

トップを走る福島奈槻選手は今年2月の北九州マラソンで2時間22分12秒。
小西さんは昨年の苦い経験を活かし、笑顔でゴールして欲しいですね。

 

お互い競い合えて励みになったでしょうね!

そしてやってきました、作.AC北海道の澤井玄。

 

彼の場合、走ってさえいれば幸せなのだと思います。

調子が良ければ、優勝争いもしたかったでしょう。
今回は本州からの強豪選手も少なく、久しぶりに道内選手優勝の期待がかかっていましたから。
私の知る限り、2001年の古田仁さん以降、北海道出身の選手は優勝していないのではないでしょうか。

 

決して追うことなく、体調に応じた走りをしていたと思います。

 

長い目でみれば、この考えが生かされると思います。

三原佑太選手に布目航選手。
ここ数年で一気に伸びましたね。

 

若い選手が次々に現れ、頼もしいです。

この写真は、お馴染みの板垣洋平さんが撮った写真です。
いいですね!

 

私もこんな素敵な写真、撮って欲しい(笑)

 

亮太、どこにもいないと思ったら残り4km地点まで走っていたのですね。

ラスト4km地点。
小西耕生選手の独走でした。

 

後半は単独走になりましたが、粘りましたね!

 

洞爺湖の絶景を見る余裕はありませんね。

澤井玄君と35km以降併走した、8位の富田繁生選手。
見事なラップでしたね。
最初の5kmこそ18分12秒でしたが、残りは全て17分台。
下りの5km~10kmを除けば5km毎のラップ差は僅か15秒。
10km以降は1km/3分31秒~3分33秒で走っていた計算になります。

 

富田選手、ありがとうございました。

一方、洞爺湖マラソン初参戦の猪俣圭介は地味ながら徐々に順位を上げています。

 

20km地点では23位、ここから14位まで上がりました。

ここからはゴール付近の様子をお伝え致します。

トップが見えてきました。
優勝は小西耕生選手のようです。
若いのに果敢にマラソンにチャレンジして立派ですね。

 

2時間24分55秒、優勝おめでとうございます!

その後、何人かの選手がゴールへと向かいました。
そして7番目にやってきたのが澤井玄です。

 

興奮しすぎて、写真がぶれてしまいました(笑)

澤井玄
2時間29分01秒

[5km毎のラップ]

17分38秒-17分16秒-17分35秒-17分40秒-18分05秒-17分53秒-17分31秒-17分44秒-7分39秒

前半ハーフ1時間14分07秒
後半ハーフ1時間14分54秒

 

今回の洞爺湖マラソンは澤井玄君にとっては大きな試練だったと思います。
やり遂げて安心したのではないでしょうか。

4月の人事異動で連日夜遅くまで残る部署になり、朝練もやっと。
毎週水曜日の夜に行なっているポイント練は間に合わず、週末練習も慌ただしい。
ストレスからか毎日鼻血が止まらず、ものもらいで病院、そこにインフルエンザで体調を崩し。
とても洞爺湖マラソンを走れる状況ではありませんでした。

ただ、
「同じような想いでスタートラインに立っている選手も沢山いるはず」

前日のREDBULL400の帰り道で、そう言うものだから。
スタートから重そうに走る姿を見るのが辛いと思った私でしたが、

「これから忙しくなり、このような状態が続くから、この生活に慣れないと」

この状態での最善を尽くしたいと、頑なでした。
負けたくない相手もいたでしょうに。

 

立派だったと思います。

30km以降のラップは全選手の中で澤井玄が一番良かった。
そこは評価したいと思います。
どんな結果だろうと、忙しかろうと、来年は私も走ろうと思いました。

 

続いてやってきたのは、作.AC札幌の猪俣圭介。

猪俣圭介
2時間33分38秒

[5km毎のラップ]

18分14秒-17分58秒-18分11秒-18分26秒-18分08秒-18分17秒-18分10秒-18分17秒-7分57秒

前半1時間16分45秒
後半1時間16分53秒

圭介もまた、見事なラップを刻みましたね。
強面ですが、実際にはとてもお茶目で、人懐こい性格です。
これからも宜しくお願い致します。

 

雅人は2時間38分02秒で年代別4位。

彼も走りに関しては純粋で一途。
2019年の洞爺湖マラソンで2時間35分43秒の自己ベストを出したあたりまでは順調でした。
よく生涯ベストは走り始めて3年目~5年目と言われていますが、
最近は素晴らしい厚底シューズの台頭により、それは覆されつつあります。
もっともっとシューズの特性を研究し、どこの部位を鍛え、どういう練習が自分に合っているのかを模索して。
貪欲に、今を打破して欲しいです。

雅人の走りへの強い思いがなくならない限り、大丈夫ですから。

 

藤澤舞さん、優勝おめでとうございます!

 

作.AC旭川の稲垣俊紀、2時間48分10秒で自己ベスト!

そして稲垣さんのすぐ後ろ。
60歳以上の部で優勝した、宇佐美弘光選手がゴールへとやってきました。
宇佐美さんは私より、ほんの少し年上になります。
もう40年以上ですね。
当時は、北海道警察のユニフォームを着て、いつもトップで走っていた印象があります。
今もずっと走りつづけられて。
同じ60代でも、何十年もトップを維持している選手は他にいないのではないのでしょうか。
一年でも長く走り続けられるよう、お体大切にしてくださいね。
スタート前、話し掛けてくださり嬉しかったです。
ありがとうございました。

 

2時間48分14秒、手を上げて応えてくださって(涙)

 

追分町の星、堀さん!今年も11月の作マラお待ちしています。

そして高浜香澄さん。
2018年の東京マラソンで2時間39分49秒。
当時は北海道の女王として活躍していましたね。
その後、鍼灸師の資格を取って、仕事、二人の子育て、そして片手間ではなくしっかりと走って。
フルマラソン3時間切りは今の精一杯ではないかと思います。
2時間55分15秒で女子総合2位。
おめでとう、香澄ちゃん。

 

どんなときも、笑顔でいることですね!

 

金子祐介、9年振りの自己ベスト更新!3時間06分18秒。

 

Team Sakuの雅直さん3時間25分59秒!まだ余裕がありそうですね。

 

Team Saku HOKKAIDOの裕也、3時間27分53秒の自己ベスト!

 

近井先生!いつも笑顔で対応してくれてありがとう!

 

Team Sakuの周子ちゃん3時間29分09秒!

 

ゆっこ、直前まで調子良かっただけに悔しかったでしょうね。

続いては、Team Saku HOKKAIDOの柳澤明美さん。
3人の子育てを終え、保志コーチと夫婦で楽しく走るはずが一生懸命になって。
タイムは3時間33分12秒で年代別11位。
30kmまでは5km通過が24分台でしたが、ここから徐々に遅れを取りました。
今後は一人になってから辛抱する練習が必要になりますね。

 

まだまだ記録伸びますよ!ここで諦めないでね!

 

仁さん、3時間34分08秒は立派なタイムだと思います!

 

Team Sakuの治、いつも控えめで弱気だけど、それが良さでもあります。

 

柳さん、いつ会っても笑顔なんですよ!

 

直輝、いつもありがとう!

 

悔しかったでしょうけど、尚子さんが走っているだけで感動ですから。

 

恭介先生、誠さん、洞爺湖をバックに素敵な写真ですね!

 

レース後、いつものメンバーと。

写真上の5選手。
一番右の作.AC札幌の島崎昌敏は2時間57分26秒、安定しているね!
最後の直線で争ったナンシーは3時間00分51秒、明さんが3時間01分00秒。
明さんは年代別2位!おめでとうございます!
祐介も自己ベスト更新。
そして神田慶多さん、2時間59分22秒で自己ベストを僅かに更新しました。
2度目の3時間切りですね。

 

[5km毎のラップ]

21分50秒-20分42秒-20分54秒-21分12秒-21分24秒-21分28秒-21分21秒-21分29秒-9分02秒
前半ハーフ1時間29分21秒
後半ハーフ1時間30分01秒
2時間59分22秒

スタートまで14秒のロスもあってか前半は不安定なラップでしたが、特に20km以降は見事でしたね。
お疲れ様でした。
また作.ACランニング講習会でお待ちしています。

 

ゴール後、会場内ステージ付近にて。

 

Team Saku 保志レディースの皆さん。

その後、表彰式が行なわれました。
男子、女子とも総合10位まで。
これは嬉しいですね。
特に男子は優勝から10位までの差が僅か7分05秒。
10位で2時間32分00秒ですから。
シューズ革命以前と比較し、約5分のタイム差があると言われていますが、
確かに、それ以前の10位は2時間37分~40分でしたね。

それにしても、素晴らしいです。

 

表彰式の様子、左から4番目が7位の澤井玄さん。

洞爺湖マラソンに出場された皆様、本当にお疲れ様でした。
あまりに長くなってしまったので読む方も大変でしょう。
この辺で終わりにしたいと思います。

今週末は作.ACランニング講習会ですね!
洞爺湖マラソンのお話しが中心になるかと思います。
皆様にお会いできることを楽しみに。