2023年2月12日(日)
第51回全日本実業団ハーフマラソン
沢山の応援、ありがとうございました!
2月12日(日)山口市維新百年記念公園陸上競技場発着において、第51回全日本実業団ハーフマラソンが開催され、
作.AC北海道から5名が出場致しました。
結果は以下の通りです。
【作.AC北海道関係分】
澤井玄 127位 1時間08分39秒
金内健治 135位 1時間09分30秒
山中一輝 138位 1時間09分39秒
島谷樹 143位 1時間10分11秒
田中亮太 170位 1時間14分25秒
それでは、現地での様子を写真とともにご覧くださいませ。
前日の朝9時30分の飛行機で移動、羽田空港で乗り換え、山口宇部空港に到着したのは午後3時でした。
往きの新千歳空港にて、拓真お見送りありがとう!
久しぶりの瀬能拓真です。
大学時代は、それはもう大活躍でした。
先輩達に囲まれ、伸び伸びと走って。
しかし大学卒業後は仲間とも離れ、なかなか思うように走ることが出来ません。
やはり仕事に没頭する環境下に置かれると、走りは疎かになりがちですね。
ただ、仕事あっての市民ランナーです。
いつか仕事が落ち着き、すっきりした気持ちで走ることに打ち込める日が来るまで、
細々とでも走ることを続けていてくださいね。
その間、もし出会いがあったとしても、走ることを支えてくれる人かを見極めて。
拓真も芯のある大人の顔になったね。
来年は拓真も出場出来るようにね!
毎年、多くの皆様から差し入れを頂きます。
いつも温かい応援を頂き、感謝しております。
今年もありがとう!バレンタインデー近いですしね。
これは池田食品さんの人気の豆シリーズですね!美味しいですよね!!
高級マカロンに高級チーズ蒸しパン、ありがとうございます!
飛行機ではみんな寝ていました。
澤井玄君は寝ても覚めても、日食なつこを聴いているんですよ。
東京羽田空港へ到着後、山口宇部空港行きに乗り換えです。
サクマとココちゃんをずっと持ち歩くのは、決まって一輝です。
そして午後3時、山口宇部空港に到着しました!
いずみちゃんと合流です。
澤井いずみ選手は、けがのため今回も欠場です。
目標が達成されると、
「気持ちが燃えつきたから、しばらく休みたい」
というお話しを見聞きすることがあります。
落ち着きたい、違うことにも目を向けたいなど、思うところはあるでしょう。
しかし、いずみちゃんにはそれがありません。
結果を求めていないのです。
ただ走ることが好きで好きで、そんな感じです。
少しくらい怠けて欲しいというのが、私の想いです。
JR防府駅で菊地真司代表と合流。
今の作.AC北海道は菊地真司の存在があってこそです。
それを見習おうと、現在は澤井玄君が引き継いでいます。
ホテルや飛行機の予約、食事の場所、練習の集合時間など。
全員が満足のいく内容を決めるのは、意外と大変なのですよ。
約12kmのコースは、代表のナビゲーションで。
最初は防府天満宮へ。
風情がありますね!とても気に入りました。
防府天満宮の創建は904年。
京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と並び、防府天満宮は日本三大天神と言われているそうです。
鈴木淳さん作曲で1973年に大ヒットした、八代亜紀さん歌唱の「なみだ恋」の歌碑が、なぜか境内にあり少し嬉しくなりました。
鈴木淳さんと言えば、ちあきなおみさんの「四つのお願い」の作曲者としても有名ですね。
ここで参拝をしました!
長閑で、心が落ち着きます。
その後、向島まで走りました。
※広島県尾道市に所在する向島(むかいしま)ではありません。
向島の面積は7.95平方km、タヌキの島としても有名だそうです。
向島(むこうしま)なんだか楽しそう!
海があって、山があって最高です!
練習を終えた頃には辺りはもう真っ暗。
ホテルに戻り、早速夕食を摂りました。
夕食はやよい軒へ。
玄はわかるけど、健治もスパゲティにハンバーグとは。
明日は頑張りましょう!!
翌朝の練習はフリーとしました。
食事も特に時間を決めず、それぞれに摂りました。
翌朝、いずみちゃんと朝練。
防府市から山口市まで車で約40分。
レンタカー2台で移動しました。
この日の最高気温は15℃、天候に恵まれましたね!
スタート20分前の田中亮太、少々緊張気味です。
男子の部のスタートが午前10時00分、その5分後に女子の部がスタートしました。
私といずみちゃんはスタート15分前に走って5km地点へと移動しました。
男子のトップ集団の走り、間近で観戦することができ感動致しました。
最初の5km。
玄は16分01秒、健治、樹、一輝は16分27秒でした。
健治、樹、一輝が同じ集団でした。
女子のトップ集団、颯爽としていました!
その後、ゴール地点へと向かいました。
代表が20kmで応援、その後ゴールへと向かったようです。
20km付近の澤井玄選手。
少し苦しそうですね。
ゴール直前。
トップを競う選手達です。
凄い迫力でした。
ゴール600m手前にもかかわらず、大集団でした。
澤井玄選手、あと少し!
澤井玄 1時間08分39秒
16分01秒-15分58秒-16分27秒-16分40秒-3分33秒
久しぶりのレースに、気持ちも躍っていました。
練習の経過から1時間07分前半(ave.3分12秒)はクリアできるだろうと、玄君自身も期待していたと思います。
めずらしく彼は、レース直前に私の経験を聞いてきました。
「自己ベスト出したとき、どんなレース展開だったか教えて欲しい」
と。
私のハーフマラソンの自己ベストは1994年11月に福島県郡山市で行なわれた、
「東日本郡山ハーフマラソン」
で出したものです。
前半の上りを抑え、後半下りで一気に上げる作戦でした。
10km通過が32分18秒、後半10kmが31分06秒。
(20km/1時間03分24秒)
ラストの1.0975kmは3分18秒で、タイムは1時間06分42秒。
当時は山梨学院大学の選手が多く出場しており、うまくペースを形成してくださいました。
下りは前に出てNECの選手と併走したのを覚えています。
なんとか6分台を出したかったのでラスト1kmは必死でした。
レース自体、とても恵まれたのです。
方や、澤井玄君は股関節損傷のため、11月3日(祝)に走った東日本実業団駅伝以降はランニングを中断。
ウォーキングと筋トレ中心のトレーニングを続けました。
いつも本人は、
「ストレス?ストレスなんてない!」
といいながら、誰よりそのストレスを人前で抑えています。
本来の玄君は気性も激しく、相当な頑固者です。
それを走りで表現できるようになれば、一気にタイムは上がるでしょう。
今回は無難に走っても1時間07分台は出せたはずです。
後半折り返し手前の12km付近辺りから、
「ここからが勝負だ!」
と、気持ちを鬼にして、行けるところまで行くくらいの気迫が必要です。
前後に競い相手がいなかったとは言え、下りを活かし切れず、なんとなく尻つぼみになってしまったのが悔やまれます。
金内健治選手、安定していました。
金内健治 1時間09分30秒
16分27秒-16分19秒-16分35秒-16分38秒-3分31秒
現状を知った上での慎重なレース展開はベテランならでは。
さすがだと思いました。
1月上旬、仕事中に背中を捻り、2週間ほど練習を休んだそうです。
しかし、ここで絶望するのではなく、なんとか出場する方法を模索するところが健治らしい。
1月の月間走行距離は200kmながら、12月まで積み重ねた練習量を土台に、最後の2週間で仕上げました。
今の彼にとっては精一杯だったと思います。
山中一輝選手、よく粘った!
山中一輝 1時間09分39秒
16分27秒-16分19秒-16分33秒-16分40秒-3分40秒
1月に入ってから風邪を引いてしまい、それ以降どこか吹っ切れなかったように思います。
走りにもキレがなく、ラスト1周のスパートも冴えず、練習でも一輝の個性が光ることはなかったです。
でもさすが、レースでは底力があると感じました。
最低でも1時間10分は切らないと、という気持ちが湧いたのでしょう。
精神的に強くなったと思います。
島谷樹選手、ギリギリで1時間10分切れなさそう。
島谷樹 1時間10分11秒
16分27秒-16分20秒-16分45秒-17分02秒-3分37秒
樹のレースは、いつも見応えがあります。
この際、タイムなどどうでもいいとさえ感じてしまうほど、樹のレースには味があります。
タイム一つとっても、2021年が1時間10分07秒、昨年は1時間09分26秒、そして今年は1時間10分11秒と。
この瀬戸際な感じが樹らしい。
集合時も他のメンバーはスタイリッシュなバックを背負ってやってくるのに、樹だけ100円ショップの風呂敷のような袋に荷物を入れてきたり。
彼はわかっているのだと思います。
どうしていつも自分はこうなんだろうかと。
でもそれが樹なのだから。
だからみんなに愛されるのです。
みんなそんな樹が大好きなのです。
田中亮太選手、途中で痙攣したのかペースを落とし脚を引きずっていました。
田中亮太 1時間14分25秒
16分52秒-17分12秒-18分06秒-18分23秒-3分52秒
亮太は今、みんなに会うことが心の支えなのでしょう。
でなければ毎週毎週、土曜と日曜、わざわざ片道3時間かけて帯広からやってくるわけがありません。
タイムを見てももう、戦えるところにはいませんし。
正直なところ、走っているのも辛いと思います。
走り続けることで、仲間と繋がっていけると。
そして走り辞めたら、終わりだと思っていると思います。
なんとか今年も駅伝走って欲しいと切に願っています。
残り400m、自己ベストに僅かに届かない感じです。
良くないなりの最善を尽くしたと思います。
全員ゴール後、遠くで亮太が走っています。
ゴールした亮太、何とも言えない後ろ姿。
全員揃うとかっこいいですね!
健治は今年で社会人7年目、玄と一輝は5年目、樹と亮太は4年目。
市民ランナーとして、仕事をしながら、よくここまで高い水準を維持していると立派に思います。
20代と言えば、まだまだ遊びたい盛り。
たくさんの夢や憧れ、あるでしょうに。
その中から走ることを選んでくれて。
これからも、楽しいと思えるような環境作りを意識していきます。
いつも楽しませてくれて、ありがとう!
新千歳空港にて、またみんなで会いましょう!
最後になりましたが、いつも応援してくださっているTeam Saku HOKKAIDOの皆様。
そして作.ACランニング講習会にご参加くださっている皆様。
いつもありがとうございます。
沢山の支えがあるからこそ、彼らもそれに応えようと走り続けていると思います。
今週末は、作.ACランニング講習会ですね!
皆様にお会いできることを楽しみにしております。