松田洋
37位(北海道勢トップ 5年連続8回目) 2時間33分28秒
マツヒロの北海道マラソンへの想いは熱いです!青春を忘れてない人ですよ(^O^)/
写真提供:塩崎満(リラ整形外科クリニック事務長)
まずは今回もレース前、レース中と多くの方々より激励と声援を
頂きましたことに
大変感謝をしております。
競技中余裕なくお応えしきれなかったケースも多々あって恐縮でしたが
この場を拝借しまして改めまして心からお礼申し上げます。
今年は4月〜6月にかけて体調不良が続き困っていました。
10年ぶりに貧血症状が発症したのに続いて呼吸機能の不調が重なって
咳と痰が治まらず、酸素がうまく入ってこないわ運べないわの状態が
続いておりました。
そんな訳で6月末までは今回のマラソンペースで5〜6kmも耐えられない様な有り様でした。
「大会当日までには絶対何とかする」
との強い気持ちは切らさないようにしていましたが
同時に危機感があったのも正直なところではありました。
7月以降、諸症状が回復して行き復調感覚を自覚しながら慎重に練習を重ねてきました。
強化するには例年よりもう時間が限られてしまったので、
スピードの強化は断念してマラソンのペース感覚の取り戻しに絞り込んだ内容を重視しました。
併せてレース中気持ちが切れない様にする為の訓練も兼ねて
今回は初めて一人で400mトラックを100周する4万mペース走を3本加えたりもしてみました。
レースでは冷静なマツヒロですが普段は古ちゃんと並び作.ACのお笑い担当です
写真提供:塩崎満(リラ整形外科クリニック事務長)
しかしそれらはあくまで自己判断による試行錯誤の練習。
復調に向けてのここ一番
の大切な練習は、
やはり今や北海道のカリスマ指導者としての呼び声高い
作田徹監督の指示を仰ぐしかない!
と思いました。
丁度7月下旬に出張で札幌に出向く機会があったので、
古田さんとも相談して
急遽、皆の仕事前の早朝に北海道マラソンに向けた特別強化練習会を
監督指導のもとで開催して頂きました。
「この強化練習をしっかりと乗り切らなければ
今年の北海道マラソンは戦えない。」
そう考えると前夜は珍しく一睡も出来ず、監督からどのような厳しいメニューが
出されても必ず乗り切ろうと言う覚悟でした。
古田さん、そしてお忙しい中を作.(ドット)RUNの伊藤さんにも加わって頂き
当日、最後に颯爽と監督登場。
そして遂にその口から発せられた練習メニューは
「10kmくらい軽くjogしておくか。」
松田「………。」
松田「もしもし。作田徹………」
その時はその練習が何を意図していたのか不明でした。
しかしながら監督の一言は絶対命令。
ひたすらマシンガントークに耳を傾けながら消化した練習でありました。
そして。
その後、今でも印象的な光景がありました。
その10kmジョグ後に一人で激しくスピード練習で追い込む伊藤さんの姿。
恰好良かったのに併せて、とっくに帰ってしまった作田徹に向けて
代弁してくださっているかのようで嬉しかったです。
しかしながら、この最終強化期間におしゃべりまったりjogと言う監督の奇策は
基本を大切にしなさいとのご教示だと勝手に解釈しました。
8月に入っても今年は本州への出張が重なったりして練習時間確保が大変な時も
仕事前朝3時に起き、最低限の繋ぎ練習は継続するなどの姿勢は保ってきました。
それが今回のレースに対するこだわりの一つと考えていました。
このような経緯があった中で迎えました今回のレース当日。
練習過程と天候を踏まえて最終的に考えた決め事は
「欲張って2時間30分切りを狙わない」
「1kmのラップタイムを3分30秒切らないように注意する」
「前半は5km17分台後半で推移して後半は18分台で粘り
2時間30分~34分の間に結果を収める」
でした。
結果論的には大方守れたかなと言った感じになりましたが、この決め事自体が
攻めるよりも守りに入った傾向の内容であること。
そして実際のペースも10km過ぎから早くも18分台入りしてしまったこと。
ここに今回の完成度の未熟さと現状の課題が込められていると感じております。
北海道マラソンにおいて10年以上大崩れすること無い結果を今回も収めることが出来たのは
ある意味一つの成果にはなりました。
しかしながら守るばかりではない練習で裏付けされた自信を背に暑い中、
勇気を持って走るような内容も、今後の挑戦課題に
して行きたいと思えたところであります。
以前チームのランニング教室でも大変親身にご協力頂き、
そして今回そのような思い切った走りを貫かれた
吉田香織選手の走りを現場で拝見し、
そしてレース後にもお話伺う中で学ばされた思いがしました。
マツヒロは吉田香織選手(アミノバイタル)の果敢なレース展開を絶賛していました
マツヒロファンの鷲見さんと(フェアウェルパーティーにて)
今回は例年にない脚へのダメージが残っております。
自身の回復力についても色々と考えなければいけない時期に入っているようです。
そして昨年、今年と自分より上位選手の中に自身の年齢以上の方が誰一人いないと言う
現実の中で更に来年以降どのように若い人たちに交じって結果を残していくか。
改めて色々監督と相談しながら
「秘作!?」
を練って行くことにします。
この後は冬場の道外マラソン参戦で結果を残せるように出場レースや
練習内容を検討したいと考えております。
今後ともチーム共々、何卒宜しくお願いします。
【マツヒロ5㎞毎LAP】
(17分42秒-17分32秒-18分07秒-18分11秒-
18分18秒-17分57秒-18分26秒-18分56秒-8分16秒)
前半 1時間15分30秒
後半 1時間17分58秒
5年連続、8回目の道内首位!
松田洋-2011北海道マラソン完走記-
- 2011年9月1日
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