2025年7月12日(土)-13日(日)
第98回北海道陸上競技選手権大会
於:釧路市民陸上競技場
釧路市民陸上競技場、サブトラックにて。
皆様、こんにちは。
2025年7月12日(土)-13日(日)の2日間、釧路市民陸上競技場で行われた第98回北海道陸上競技選手権大会に、
作.AC北海道から奥名真由、佐藤理子、島谷樹、牧野祐季、田中亮太、瀬能拓真の6名が出場しました。
作.AC北海道関連の結果は以下の通りです。
【女子800m】
・決勝
1位 人見仁菜(足寄中学)2分13秒50
2位 梶山優(北海高校)2分15秒41
3位 菊地華恋(旭川志峯高校)2分15秒93
4位 鎌田栞名(北海高校)2分17秒28
5位 佐藤理子(作.AC北海道)2分17秒98
6位 滝澤みどり(DAC)2分18秒11
7位 久保ひより(立命館慶祥高校)2分19秒17
8位 立澤里佳(とんでんRC)2分24秒22
優勝の人見仁菜選手は小学6年生だった2022年、800mで2分19秒29の北海道小学生記録を樹立。
そして昨年、2024年の全日本中学女子800mで2分09秒10で優勝。
今や人見選手は北海道が誇る、日本のトップランナーです。
応援したいですね!
ちなみに人見選手は北海道選手権2日目の400mでも57秒77で優勝されています。
そんな中、佐藤理子が健闘。
今年は転勤で環境が大きく変わり、春先はあまり練習ができず焦りもあったかと思います。
凄い根性だなと感心しました。
ラスト200mまでは7位でしたが、そこからの追い込みがカッコよかったです!
同じく仕事をしながら競技生活を続ける、滝澤選手も6位に入賞しました。
この豪華メンバーで決勝に残るだけでも大変なことだと、改めて感じた次第です。
【女子1500m】
・決勝
1位 松原こころ(旭川龍谷高校)4分34秒45
2位 合田安伽梨(旭川龍谷高校)4分39秒54
3位 朝倉萌衣(旭川龍谷高校)4分40秒08
4位 金子心乃(旭川龍谷高校)4分48秒27
5位 井内櫻子(札幌日大高校)4分50秒20
6位 佐藤理子(作.AC北海道)4分50秒36
7位 中橋奏瑛(白樺学園高校)4分51秒07
8位 山田莉央(とんでんRC)4分51秒70
旭川龍谷高校を中心に、理子以外は中学生と高校生でした。
この中から、社会人になっても走り続けてくれる選手が現れると嬉しいですね!
残り200Mまで12位でしたが、そこからスパートをかけ6位に入賞しました。
800mの予選と決勝、1500mの予選と合わせて4回ですから。
疲労困憊の中、素晴らしかったです。
【女子5000m】
・決勝
1位 石橋美穂(白樺AC)18分10秒13
2位 奥名真由(作.AC北海道)18分29秒18
3位 角谷夏望(帯広畜産大学)19分24秒52
優勝はご存じ、元ホクレン陸上部の(旧姓)清水美穂さん。
2014年の日本選手権5000mで2位に入賞するなど、当時の日本を代表するランナーの一人でした。
現在は白樺学園高校のコーチを務められ、今回は教え子のために出場を決めたそうです。
「コーチで収まらず、選手と同じ苦しみを味わいたいんです」
という言葉が響きました。
真由も一緒に走れて、嬉しかったでしょう。
【男子5000m】
・決勝
1位 栗田紳冴(札幌学院大学)14分48秒50
2位 大友悠輝(白樺学園高校)14分52秒34
3位 安田塙史(白樺学園高校)15分01秒11
4位 嘉藤颯大(北見北斗高校)15分05秒66
5位 武石大地(釧路地方陸協)15分15秒07
6位 小西耕生(滝川市役所)15分15秒93
7位 浦田陽聖(札幌学院大学)15分19秒30
8位 渡谷柊平(札幌学院大学)15分20秒38
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19位 島谷樹(作.AC北海道)16分13秒78
25位 瀬能拓真(作.AC北海道)16分50秒31
前日の10000mと合わせて出場する選手が多かったですね!
樹は歯の痛みで親知らず3本抜くことになり、とても走れる状況ではありませんでした。
拓真は転勤等で心配しましたが、なんとか走っているようで安心しました。
【男子10000m】
・決勝
1位 浦田陽聖(札幌学院大学)30分20秒05
2位 栗田紳冴(札幌学院大学)30分34秒58
3位 安田塙史(白樺学園高校)30分52秒85
4位 小西耕生(滝川市役所)31分18秒25
5位 武石大地(釧路地方陸協)31分39秒77
6位 渡谷柊平(札幌学院大学)31分45秒68
7位 中野大輝(札幌学院大学)31分59秒55
8位 牧野祐季(作.AC北海道)32分09秒57
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11位 島谷樹(作.AC北海道)32分55秒39
16位 瀬能拓真(作.AC北海道)33分50秒67
道内屈指の有力校、札幌学院大学が中心となったレースでした。
5000m以降は滝川市役所の小西選手、釧路地方陸協の武石選手が4位、5位集団、
祐季と樹、亮太は14位付近で、徐々に追い上げる展開。
8位とは150mほど差がありましたが、9000m付近で祐季が8位の選手に追いつきました。
8位入賞への執念が光ったレースでしたね。
樹は3週間ほど前から歯が痛いと通院していましたが、
痛みが増し、走れる状況ではなく。
皆様も、歯とはいえ油断せず早め早めの治療をおすすめします。
亮太はアキレス腱炎のため、8000m手前で足を引きずりながら途中棄権。
ただ、7600mまでは祐季の前で集団を引っ張り、リズムも良かったです。
十分走り込んでいることがわかりました。
早くアキレス腱を治し、復帰してくださいね!
男子5000m終了後。
東京から応援に駆けつけた、代表を囲んで。
彼らも大学の頃からずっと出場し続けていますが、一度も優勝したことはないですね(笑)
2019年の第92回大会10000mで瀬能拓真が2位、2022年の第95回大会5000mで金内健治が2位、澤井玄が3位に入ったのが最高です。
今思うと、当時は強かったですね!
燃え過ぎると、燃え尽きますし。
難しいですね、心の調整をするのが。
ただ、どんな状況でも挑み続けるのは立派だと思います。
長く続けていると、走りに燃えている時と、そうでない時がありますから。
特に社会人になってからは、自分の思い通りに進みませんしね。
仕事があっての市民ランナーですし。
いづれ、参加標準記録もクリアできなくなってしまうのでしょうけど、
そのときが来るまで、出場し続けて欲しいです。
ここからは、前日からの様子をハイライトでご覧くださいませ。
レース当日、朝8時に札幌を出発しました。
今は札幌から釧路まで便利になりましたね。
休憩を挟み、約4時間30分で釧路に到着しました。
この日の釧路は最高気温22℃、気持ちよかったですよ。
祐季、亮太、樹は北海学園大学陸上部の同期でした。
3人とも2020年3月に卒業し、競技を続けています。
女子5000mの点呼会場にて。
石橋(旧姓:清水)美穂さんと奥名真由。
女子5000mの応援、真由頑張れー!!
4000mまで真由が引っ張りましたが、そこから後退しました。
女子5000mの表彰式にて。
3位の角谷夏望選手は昨年の作.AC真駒内マラソンにご参加くださいました。
お話しできて、嬉しかったです。
釧路市民陸上競技場前にて、理子も一緒に。
このあと、女子800m決勝。
佐藤理子、ここからの追い上げが見事でした。
優勝の人見仁菜選手はスタートから圧倒的な強さでした。
レース後のクールダウン。
滝沢選手、理子、真由の3人で。
続いて男子10000mスタートです。
彼らにとっては大人の運動会のようなリラックス感なのかもしれません。
主役は高校生、大学生ですからね。
市民ランナーとして出場できることに誇りを持ってね。
若いって、素晴らしい。
元気が出ますね。
5000mを過ぎたあたり。
ここから一番後ろの亮太が前に出て、どんどんペースを上げます。
見応えのあるレースでした。
祐季の執念に感服です。
レース終了後、チームメンバーと。
代表が東京から応援に駆けつけたくなる気持ち、よくわかります。
ここで大学時代の彼らを見てみましょう。
8、9年前の写真、円山競技場にて。
樹、亮太、祐季、拓真がわかりますか?
確か、拓真が入学して最初のチーム写真だったと思います。
懐かしいですね。
2017年4月だったと思います。
祐季、樹、真由は宿泊先までダウンジョグ7km。
JR釧路駅付近にある鉄橋にて。
夕食はスパカツで有名な泉屋さん。
回転が早く、15分ほどで店内に入ることができました。
時間帯にもよりますが、とても幸運だったと思います
昭和の雰囲気がいいですね。
店内BGMも昭和歌謡曲なら最高のロケーションです(笑)
スパカツの麺の焦げたところがカリカリしていて美味しかったです!
この看板がたまりません!
作.AC婦人会の雰囲気にぴったりですね(笑)
きっと昭和歌謡曲の話しで盛り上がるでしょう。
みんなで訪れたいです。
翌日。
アキレス腱炎のため、5000mを欠場した亮太と3人で11km回復JOG。
代表がいると走っているだけで面白い。
その後、女子1500mの応援。
作.AC北海道の佐藤理子が出場しました。
予選通過し、決勝に進んだ16名の選手が並びます。
残り250mで12位だったのに(笑)
驚異のスパートで6位に入りました。
男子5000mのスタート。
昨日今日と2日間、お疲れ様でした!
レース後、昼食はインデアンカレーにしました。
JR釧路駅周辺のビッグハウス内に店舗があります。
ビッグハウスで買い物もできますし、親しみやすいですね。
いつ食べても美味しいです。
いかがでしたでしょうか。
もう本人たちも北海道選手権に出場したところで、入賞圏外なのは十分わかっているだろうし。
札幌からわざわざ4時間以上もかけて車に乗って行かなくても、とも思います。
にもかかわらず、なんの迷いもなく北海道選手権に出場しようとする彼らが私の自慢です。
彼らが続けているのもきっと、仲間と離れたくないからでしょう。
走るのを辞めてしまったら、つながりも途絶えると。
途絶えないためのツールが走ることなのでしょうね。
忘れないための努力、それを維持するための工夫を彼らから見習いたいです。
私も若い頃、こんな仲間が欲しかった(笑)
皆様も今の仲間を大切にしてくださいね!
今週末は北ガスグループリレーマラソンinプレミストドーム、そして翌日は札幌30Kのペースランナーとしてモエレ沼公園へと向かいます。
ご出場される皆様、当日はよろしくお願いいたします!